夜ふけの俺の部屋で-1
俺の部屋のテレビで、深夜アニメを見ていたれれるは、イヤホンをはずすと机に向かう俺の膝の上に座りこんできた。
「終わったの?」俺が聞くとれれるは言った。
「うん……今夜は神回だった……。」
れれるが見てたのは、女の子がいっぱい出てくる日常系アニメだ。れれるはそういうアニメしか見ない。
俺はイラストを描いてた筆をとめた。その手をゆっくり、れれるの下着の奥にさしこんでいった。
れれるのおへその下にのばした指先を、あたたかな潤いが包んだ。
「今夜は興奮する場面があったんだね。」俺は聞いた。
「うん……。神回だった。みんなのランジェリー姿が可愛かった。」
俺の視野はれれるの後頭部でいっぱいなので、表情は見えない。でもれれるがそんな場面を思いだしていることが、俺の指先を挟むれれるの股間の奥から伝わってくる。
れれるは腰を軽く動かす。すると俺の指先が少しずつれれるの性器の奥に忍びこんでいく。
れれるが俺の膝に乗るのは、俺に性器をいじってほしいからだ。
妹の性欲を慰めるのは兄のつとめだ。
妹の性器に触れ慣れている兄なんて、そんなに珍しい存在でもないだろう。
▽
れれるはs学五年生。れれるが産まれたとき、俺はc学一年生だった。
ずっと「ひとりっ子」だった俺に、可憐な妹を与えてくれたママとパパに感謝した。
俺は反抗期になることも忘れて、妹の「育児」に夢中になった。k校を出ると俺はママとパパにかわって、れれるの「保護者」になってしまった。
もともと、れれるを喜ばせるために描いてたイラストを仕事にしながら、俺は れれるのそばにいる。
俺がイラストを描きはじめたとき、俺はこっそり全裸のれれるをモデルにしていた。
れれるが教えてくれた、女の子のカタチ。俺はそのカタチをいかして、さまざまなキャラクターを作ったんだ。
俺がk校を出たころ、ママの妹であるてて子サンが、俺と れれるをよく自宅に招くようになった。
俺がイラストを描きはじめたのは、てて子サンが「休日画家」だったからでもある。
てて子サンは、れれるに色んな衣装を着せては「絵の参考資料」にするからと、さまざまなポーズをとらせて撮影していた。
れれるは、もう俺でモデル慣れしてたせいか、てて子サンの向けるカメラに美しい笑顔を見せていた。
れれるがs学生になったころから、てて子サンは撮影時に小道具を用いるようになった。
それは、はじめ「お菓子のタバコ」だった。
てて子サンは言ってた。「まだイタイケな女の子が、タバコを手にしたりくわえたりしてるって、背徳のエロチシズムじゃないのさ!」
そしてたしかに、お菓子のタバコを手にしたれれるを見ると、俺は全裸のれれるを見てた時にはなかった「勃起」を感じるようになったんだ。
てて子サンは次に「イタズラタバコ」を小道具にした。
パッと見、吸いかけのタバコに見えるパーティーグッズだ。
れれるはこれを手にするとふざけて笑いながら、タバコに火をつけて煙を吹きだす仕草をくり広げた。