新しい誘い-1
城田との時間を過ごしてから、由紀は自宅で自慰をする時に、ありありと最近の出来事を回想して興奮するのであった。
複数の男性が自分の体を見て欲情し何度も射精していたこと、年上の男性の太いペニスで何度も絶頂を迎えたこと、たくさんの精液で汚されたこと…
考えを抑えることなく素直に回想できていた。
そんなある日、友人の上野香織と食事をしていた時に、香織から最近の体験談を話された。
香織は大人しい性格の由紀とは違って、よく喋り、あっけらかんとした性格であった。表裏のないところが由紀にとっては付き合いやすかった。
「ねぇねぇ、由紀さー、最近私、凄い体験してきた。」
「えー、どんなどんな?」
「まあ、エッチ系の話なんだけどさ。以前留学してた時に黒人と複数プレイしちゃった話したじゃん?」
「え、あー、そんな話あったね。凄い経験だよね。」
「由紀に話した後にさ、思い出してさ、またしたくなっちゃって」
「え?黒人の人と?」
「いや、日本でそれはなかなか難しいからさ。複数のプレイってやつをまたしたくなったのよ。」
「えーーっ。そ、それでそれで?」
「色々調べてさ、信用できそうな、そういう集まりにアクセスしてみたわけよー」
「う、うん」
「それでー、 しちゃった。えへ。」
「えっ!しちゃったって、な、何人と??」
「男性5人!」
「えっ!だ、大丈夫だったの?」
「それがさー、色々調べたのが良かったからか、本当に良かったのよ。代表って人が本当に優しくて紳士的で。来た人達も代表が選んでくれた人だから変な人いなくてさ」
「こ、怖くなかったの??」
「最初はちょっと緊張したけど、女性の扱いに慣れてるというか。またしたいって思わせてくれるのよ。」
「そ、それで、どうだった?」
「あのねー、結論からいうと、最高だった。」
「そ、そうなんだ」
「ほら、私ってMっ気あるじゃん?それに沿って色々してくれるからさ。」
「た、たとえば?」
「たとえばねー、一人に両腕持たれて他の人達が体中を舐めてくれたりとかー、硬いモノを次々に入れられるとかー、次々にかけられるとか。」
「かけられるって、あれを?」
「そうそうそう、嫌がる女の人もいるかも知れないけどさ、私、精液をかけられるのって結構興奮する方なのよ。顔とか胸とかにたくさん出されたけど、ゾクゾクしちゃった」
由紀は自分もその性癖があるのだが、言うことはしなかった。ただ話を聞いて、自分の陰部が濡れていることは確かだった。
「あとさ、ちゃんと褒めてくれたりするから良かった。可愛いねとか、胸が大きいくて興奮するよとか」
「香織は胸大きいしね、男の人達喜ぶんだろうな。」
「まあ私のFカップの胸の虜になってたね。そこに来る人は、顔を埋めたいとかアレを挟みたいとか、皆正直にいう感じでさ。でも嬉しいよね。」
由紀は複数の男が、女性の胸の谷間にペニスを挟んで興奮する状況を思い浮かべて、さらに濡れていた。
性癖が香織と共通する部分が多いと感じても、やはり自分のそれを言うことは恥ずかしく、体の火照りを感じながら、ただ聞き入っていた。
「由紀みたいな真面目な人からすると信じられない行動かも知れないけど、私はアリだと思うんだよね。時々そういう体験をして自分の願望を満たしたりするのって。」
「ま、まあ、悪いことではないよね。」
「でしょー。是非とも由紀にも体験して欲しいよ」
「いや、私はちょっと。それに香織みたいに男の人が喜んでくれる感じでもないし…」
「なーに言ってんのよー。そんな可愛い顔してさー。実は胸も大きいくせにさー。そんな色白でお肌が抜群に綺麗なくせにさー。相変わらずだねー」
「いや、そ、そんなことないよ…」
「男達はねー、由紀みたいな女の子、大大大好きだからねー。いまさ、由紀が複数プレイをしているところ想像しちゃった。何だかエロいねー。可愛い由紀に雄が群がる感じ。」
もちろん由紀は最近初めて複数の男性と性交渉したことは言えてなかった。もちろん言うつもりもなかった。
「ねぇ、由紀さ、一回だけしてみたら?」
「えっ、いや、えー…」
「一回だけって割りきってさ。どう?代表の人に連絡取れるし、こちらの要望聞いてくれるし。そうだ、プレイする日よりも前に代表と面談するんだけどさ。面談して、やっぱり止めるとかでも良いみたいなのよ。一度面談してみなよ。」
「えー、大丈夫かな。」
「大丈夫よー。最高だったし、私はまたやろうと思っているよ。とりあえず、代表の人と連絡取って面談しなよ。由紀の連絡先教えてもいいかな。まずアンケートみたいなのが送られてきてさ。それにNGがあるかとか、こうしてほしいとか、伝えられるのよ。」
「そうなんだね。まあ、でも面談くらいならいいかな。」
「よし!そうなったら早速連絡しておくよ。サイトもあるから見ておいてね。私はかおりってそのままの名前で平仮名を使ってるけど、由紀はゆきってことでいいかな?私はその方が実際皆さんと会った時に名前で読んでもらえて興奮しちゃうんだ。」
「そ、そうなんだ。じゃあ平仮名でゆきでいいかな」
「オッケー!そうするね。 わー、なんか、清純派の由紀にこんなこと勧めるなんて、私って悪い友達だよねー」
由紀は帰宅後、早速サイトを見ていた。
香織の前では積極的な姿勢は恥ずかしくて見せられなかったが、心の中では興味津々だった。
新たな誘いによって、新たな世界へ踏み出していく由紀なのであった。