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島の少女(海女編)
【ロリ 官能小説】

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11)鎮められない反り返り-1

11)鎮められない反り返り

さながシャワーを浴びに行っている間、ゆうこは雄一と2人きりで話す事が出来た。
考えてみると、若い男の子と話すなんて久しぶりだった。
家の場所が海女エリアの外れなので男性が通る事はまず無いし、郵便や宅配便の配達人は男性だけど男の子ではない。

そう言えば、2人きりとなると初めてかもれない…

ゆうこは少し緊張してきたけれど、気付かれない様にゆっくりと呼吸をしながら言葉を選んで話し始めた。
雄一が、少し恥ずかしそうに下を向いたり、時々前を見たりしながら、返事をする。
その仕草が、すごくかわいく感じる。

こんなおばさん相手に照れてる… なんて事はないと思うけど… 性格なのかなあ… かわいいなあ…

雄一とさなが浜に行く前、組合長さんと一緒の時は、冗談を言ったりどさくさで手に触れたりもしたけれど、さすがに今は、それも出来ない。ゆうこ自身も照れ屋な面がある。

また手に触りたいなあ… いきなり手を握ったりしたら… やばいおばさんだよね、それじゃ…

さっき絡めた指の感触を思い出すと、ドキドキする。男性の指だからもっとゴツゴツしていると思ったけれど、細くてやさしい手触りで少し意外だった。
いきなり指を交互に恋人つなぎにしたら、どうなるだろう?
それよりも、さっき勝手に指を絡めた事、気持ち悪がられてるんじゃ…?

間違いなく… 変態おばさんのレッテルを貼られてるよね… これじゃあ飢えたアラフィフの変態おばさんだよね… まあ、その通りなんだけど…

頭の中がそんな考えでいっぱいになっているが、何とか理性を保って話を続けていた。
さなが雄一くんの前で裸になった事… 縄一本までは想像していたけれど、まさか素っ裸になっていたなんて、正直びっくりした。

まあ、さなはきれいな子だし、小柄だけどスタイルもいいから、見られても恥ずかしくは無いんだろうなあ…と、微妙にズレた想像もしていた。
普通に考えれば、小6の女の子が男性の前で全裸になるのはすごく恥ずかしい事である。だから、今日のさなの場合は、『海女』という立場や取材・撮影・組合からの依頼などの要素が入ったから恥ずかしく無かった、となるだろう。

だから、ゆうこの考え方… きれいでスタイルがいいから恥ずかしく無い、は、自分の外見に自信の無いおばさんの主観が入っていて、全然普通じゃない。
小6のきれいでスタイルのいい子の目線で考えるなら、スタイルが良いからこそ絶対に『恥ずかしい』のだ。それなのに、きれいだからスタイルがいいから『恥ずかしくない』と考えたのは、明らかに自分で太いと思っているアラフィフおばさんの目線である。

やっぱり、こんな太った身体、見せられないなあ… 勇気、出せないかも…

雄一との会話を楽しみたいのに、自分の心の葛藤のせいで話が半分しか入って来ない。
でも、やっぱり、雄一の前で自分の全てをさらけ出したさなの事が、とてもうらやましい。

「 あれ… そういえば、さな… まだシャワーしているのかなあ? 」

ふと我に返る。時計を見ると、既に1時間くらい経過している。かなり遅い。
のぼせていないといいけど… やっぱり、疲れたのかもしれない…
ちょっと心配になり、ゆうこは見に行く事にした。

「 雄一くん。 ちょっとおばさん、お風呂、見てくるね。 さながのぼせているかも… 」

雄一の表情が直ぐに同意してくれたので、ゆうこは席を立った。そしてつい、雄一を気にして、足音が聞こえない様に足の裏の筋肉を反らせながら、そっと歩いた。最後は指先を そっ と畳から離す。
やっぱり、足音は身体が重そうに聞こえると思うからだ。

今のわたし、雄一くんからは、どう見えてるんだろう… 『樽(たる)』かな…

雄一を気にして少し自虐的になりながらも、風呂場の脱衣所に入って雄一の視野から消えたと思えたら、少し緊張が解けた。

ほっとしながら脱衣所を見渡したが、脱衣かごに海女仕事用の着物が入っているだけで、さなはいない。
やはり、まだシャワーを浴びているのだろうか。
そう思って浴室の方に耳を澄ませてみても、その様な音も聞こえない。
もしかして、本当にのぼせて、倒れているんじゃ… と少し心配になる。
そして、中を確認しようと思って戸に近づいた時、かすかな音が聞こえてきた。

これは… 声…? じゃあなくて… 吐息…?

「 n… n… n… n… 」

音は続いている。気を失っている訳では無い様だ。

「 n… n… n… n… 」

発し続ける吐息。
そして、ゆうこは直ぐに分かった。
自分も47年も女をやってきているのだ。間違いない。さながオナニーをしている。

正直言って、少しびっくりした。
こんな一部屋しかない家なので、今まで、さなの行動はほとんど分かっていたし、お風呂の時間も長くなかった。
それに、日常のやり取りも考えると、まだオナニーが未経験な事は確かだった。
でも、今、この戸の向こうでしているのは、間違いなくオナニーだ。

なぜ、今日から…?

それは決まっている。今日、何か、いつもと違う事があったのかを考えると… 海女の取材で男性の前で素っ裸になった事…
でも、エッチな事は無かったはずだ。雄一くんの前で全裸になった事は確かだけど… 帰ってからのさなの動きを見る限り、特に性的な事はしてないと思える。
もしかして、雄一くんの前で裸になった事で、何かに目覚めたのかも…

ゆうこは色々と想像したが、はっきりとは分からない。
でも確かな事が1つある。それは今、この板一枚向こうで、さなが初めてのオナニーをしている事だ。


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