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演歌の性奴隷
【SM 官能小説】

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その5 もう一人の演歌歌手(画像付き)-2

「へえ、そのゴシップは誰が垂れ流したんだろうか……」
「それは、ふゆみがデビューするときに撮られたビデオらしい」
「なるほど、俺もそんな噂を聞いたことがあるね」
「でもさ、そんな話は、週刊誌のデマじゃないのかな」
「しかし、火がない所には煙が立たない、と言うじゃないか」
「そうかもな」

「しかし、噂にしても、そんなことを聞いていたら、
なんか、ふゆみとやりたくなってきたよ」

「俺もそうだね、帰ったらふゆみの写真を見ながら、
オナニーでもしようかな」

「俺もそうしよう、
でもあの口でペニスをしゃぶられたらたまらないよね」

「歌うときマイクを舐めるようにするだろう、
あの顔で、あの舌でちんこを舐めて欲しい」

「その時の、うっとりしたふゆみの顔がたまらないね」
「そんなふゆみのことを思っていたら、勃って来ちゃったよ」

最近、そんな卑猥な話が、演歌ファンの男たちの間で話題になっていた。
その原因は、だいぶ前にゴシップ専門の芸能週刊誌に載った
演歌歌手になる前のふゆみの記事だった。
事務所の社長はそれを否定していた。

ふゆみ本人もそれを否定していたが、それがあながち嘘ではないらしい。
そのスキャンダルを暴いたのは、ある芸能雑誌の記者だった。
それをデマだと火消しに奮闘したのは、
ふゆみが所属する事務所だったが、それがあながち嘘でもないと
わかると、事務所はこれ以上の反応を示さなかった。

実は事務所の社長自身もそれを知っているし
彼自身もそのことに大いに関わっていたからだ。

いつかその問題も立ち消えになっていった。
或る時期にどこからも声が掛からず
ふゆみは歌えなかった時期でもある。
その話は、すでに終わったと言う昔の話が、
何故か、どこからか最近漏れてきていた。

歌手になった今でも、夜になると、ふゆみは自分の部屋で、
明かりもつけずに、じっと暗闇を見つめているときがある。
この悔しく寂しい気持ちを、誰にも打ち明けることができずに
一人でその寂しさに耐えていた。


自分をおとしめたあの忌まわしい事実……
その原因は実は、自分にもあると思っている。
まだ人気が出る前のあの頃の自分。

週刊誌に暴かれた「性奴隷」というレッテル。
しかし、それはあながち間違いでもない。
昔、まだ歌手としてデビューする前の頃だった。

ふゆみは初めは歌手ではなく、タレントとしてのスタートだった。
それは、十八歳の頃であり、本当の名前は、冬子という。

小さい頃から、冬子は芸能が好きでそのために、歌も踊りも習っていた。
父と離婚した母の恵美子はそんな冬子を応援していた。
恵美子は40歳半ばのまだ色香が残る男好きのする女だった。



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