風俗タワーの冒険-4
姫の声がする
「おお、勇者さま、1回しかイってないとはなにごとですか、ちゃんとガマンせずに出すのですよ」
回数バレてるのか…あんまり変なこと言えないなあ
魔女の声もする。
「第3の部屋はチャイナルームです。しっかりサービスを受けるのです」
扉をあけると中国風の部屋だった。ベッドがど真ん中で豪華なチャイナルームだ。
ジャーンジャーン!という効果音が聞こえそうな。実際は聞こえないけども。
「はちのへさんお久しぶりですね」
「シホちゃん…久しぶりだね」
深いスリットのはいった赤いチャイナ服を着たシホ嬢が手を前に組んでこちらを向いて微笑む。明るく色を抜いた、ふわっとしたストレートの髪の女の子。身長は俺と同じくらい。優しく柔らかい物腰で、俺はこの嬢が大好きなのだ。というか、大好きすぎてガチ恋しちゃって出禁寸前まで行ってしまったことがある。
「シホちゃん、いいの?俺に付いても」
「ええ、なんだか最近いい遊び方をなさってるみたいですね、今、はちのへさんに付いたらどんな感じかなって思ってたんですよ」
「フフフ、シホちゃんにガチ恋してるのは今でもそうかもよ?」
「昔の話は大丈夫ですよ、今のオキニはユリアなんでしょう?ユリアはちゃあんとお姫さまだから、ちゃあんと体力残していってくださいね」
「ああ、でもなんだかこの部屋がエンディングでも俺は満足かもしれない」
「私はそのつもりでサービスするわよ、じゃあシャワー行きましょうか」
服を脱ぎ、シャワールームでシホちゃんに体を洗ってもらう。何度もシャワーに行くことになるがサービスの一環なので大丈夫だ。
「ああ、シホちゃん、かわいい、本当に綺麗だねシホちゃん」
「はちのへさん……ありがとうございます」
体を洗い終えて、二人で湯船に浸かる。そしてキスをする。唇を重ねるだけの軽いキス。ちょっと舌を出すとそれを優しく吸ってくれる、心の底から愛おしくなるような優しいキス。頭の奥がクラクラしてくる。貧血のように倒れそうになる。ふっと俺の魂が抜けてゆく中、シホの吐息が俺の魂を補完してくれているみたいな愛おしさ。
わかりにくいよな。すまん。
「ねえ、シホちゃん、あのさ、もしよかったらさ」
「なぁに?」
「俺と結婚してくれないかな?」
「またあ…」
「いやごめん、攻めすぎた」
「そうよ、そんな事言ってるとちゃんとサービス受けられなくなるんだからね」
そう言いながらシホちゃんは俺の腰を持ち上げて湯船の中でフェラをする。いわゆる潜望鏡という。「うあっ!」思わず声が出てしまうほどの快感。
なんとか射精をガマンして、ベッドで出したいとシホちゃんに伝える。
「ふふふ、私もなんだか入店したばかりの頃を思い出してるわよ?」
二人で風呂からあがり、ベッドへ。
「マットのサービスもあるけどやっていく?」
「いや、ベッドに行こうよ、シホちゃんのお尻の穴舐めたい」
「そうだったわね、いいよ、はちのへさんの好きなようにしていいよ」
「うん、シホちゃんのこと好きだよ」
「私もはちのへさんのこと好きよ」
ベッドに四つん這いになったシホちゃんの全身をペロペロと味わってゆく。そして両手で臀部の感触を楽しみながらお尻の穴を舐める。
「シホちゃん……シホちゃん……ああ素敵なお尻」
「もう!はちのへさんたら!へんたーい!フフフ、そんなに私のこと好きなの?」
「ああ、大好きだー」
「じゃあ入れていいわよ、ゴムつけてあげる。」
シホちゃんはもう慣れた感じで俺のチンコにゴムをつける。
「シホちゃんかわいいなあ」
正常位の彼女に強くキスをして、強く抱きしめて、ゆっくりペニスを入れながら根元まで挿入する。シホちゃんがトロンとした表情をしてくれる。これが演技かどうか、そんなことは考えないんだよ。ゆっくり動くと、シホちゃんは挿入してる俺のオシリを円を描くようにナデナデする。そうすると俺の身体全体がペニスになったかのような衝撃が走り、黙ったまま絶頂にいたる。
「…い、いきました…」
「ウン、あ、そういえばゴム無しスマタの方が好きだったかしら」
「うん、大丈夫、挿入できてうれしいよ」
そう言いながら果てたままシホちゃんをギュっと抱きしめる。シホちゃんの大きなオッパイが俺の胸に当たる。
シホちゃんは俺のゴムを外してお掃除フェラをしてくれる。服を着なおして、二人で抱き合いながら事後トークをする。
「あのね、シホちゃん、ちょっと気になったんだけど風俗でお客さんが指名変更するって、やっぱりダメなことなのかな?」
「気にしちゃう子は気にしちゃうわね、自分がダメだから指名外されたとか、あの子が変な噂を流したから指名が減ったとか、控室が険悪になるの」
「俺がシホちゃんを出禁寸前までガチ恋しちゃって、しばらく誰も指名せずに通ったじゃん」
「そうね、みんな警戒してたわ、はちのへさん激しいところあるから」
「いろんな子がいて、指名せずに遊んで、その時々の出会いを楽しんで、あれもとても良い体験なんだよね」
「お客さんと嬢の相性ってのはあるもんね、はちのへさんは私との相性がとてもいいのよきっと」
「ガチ恋しちゃってた頃を思い出すには、十分な時間だったよ、今日のサービスも」
「節度をもって遊ぶってことがわかったんでしょ?大丈夫、また、たまに指名してくださいね」
「もちろんだよ、シホちゃん、ウフフ、あんまり言っちゃいけない気がするけど、愛してるよ!」
「やめてよ、距離感って大事なの。」
そう言ってシホちゃんの表情が硬くなった。しまったなあ変な事言わなければよかった
「ああ、うん、わかった。ごめん。シホちゃん、会えてよかった。ありがとう」
シホちゃんは、手をぐっと握り返してくれた。これで満足しなきゃ
俺はいろいろともう大満足状態なのだが、シホに見送られ、次のフロアへ向かった。