妖しい館でのレッスン-3
「よく頑張ったな、アキオ」
そう勇夫がアキオに声を掛けたときだった。
ベッドに横たわっていた暁代は身体を起こしてアキオに言った。
「ねえ、アキオ」
「はい、暁代様」
「お前のペニスはだいぶ固くなっていたわね」
「は、はい……」
アキオは恥ずかしそうに言ったが、暁代のその意味が彼には分からなかった。
「それを、今度は私の膣の中にいれなさい」
「は、はい……分かりました、ではコンドームを被せます」
今まで、アキオは指示される相手の女性には
挿入のときにはそれを被せていたからだ。避妊の為である。
「いえ、私は良いのよ、そのままで入れて良いからね」
「分かりました、ではその時には抜きますか?」
「大丈夫、私はその心配は無いからね」
「わかりました、失礼します」
暁代はその時には閉経していたから、その心配は無い。
逆に言えば、そのようになるのを願っていた。
若い少年達と結合したとき、彼等が果てるときに
子宮のなかでほとばしる彼等の精液の感触が堪らない刺激だった。
アキオは震える手でパンツを脱いだ。
彼のペニスはビンビンに勃起していた。
暁代を愛撫しているときに、暁代にしっっかりと握られていたからだ。
「はやく、入れなさい……」
「では、失礼します、暁代様」
暁代は充分に潤っていたのでアキオはゆっくりとペニスを差し込んだ。
そのとき、ヌチャヌチャという淫靡な音をさせながら
アキオのペニスは暁代の膣の中にゆっくりと入っていった。
「あっ……」と暁代は声を漏らした。
そのときの暁代は性の指導者では無く、一人の女になっていた。
挿入しながら、アキオは吾を忘れていた、
これが性的な指導であることを。
その相手が指導者の妻であることを忘れて突きまくり、
ついに極まって射精した。
アキオは暁代と重なりながら、
ドクドクと体中の精を暁代の身体に吐き出していた。
そのまま倒れ込んだ暁代の顔に顔が触れると、無意識でキスをしていた。
渦中の二人は忘れたように抱き合いながらキスを続けていた。
それは許されない行為だった。それにアキオは気が付いた。
「あっ、暁代様、し、失礼しました」
「良いのよ、このままで少しいなさい」
「は、はい……」
ミツグと絵美、愛菜達は目の前でみた、その激しい行為に圧倒されていた。
ミツグのペニスは勃起していたし、
絵美の膣からも愛液が垂れて太股を濡らせていた。
二人は無意識でお互いの手を握りしめていた。
そして、思っていた。
「私達は、こういうことをするためにここにいるんだ」
という自覚が生まれた、それは嫌なことではなく、
そういう人間になることの否定はしていなかった。
この館にきてから、そういう意識はあったし、
そう聞かされていたからだった。
二人は黙って見つめ合っていた。
もし隣に、勇夫がいなければ抱き合ってキスをしていたかも知れない。
「アキオ、ありがとうもう良いわ、良かったわ、もうすぐ合格ね」
「あ、有り難うございます。、暁代様!」
こうしてパンツを穿いたアキオは部屋から出て行った。
しかし、ミツグと絵美は勝手に退席することを許されていなかった。
まだ次のレッスンがあるからだ。