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男娼と売春婦の館
【複数プレイ 官能小説】

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その館とは-2

その家で暁代は、誰にも逆らうことができなかった。
暁代はその夜から、夫の性のオモチャにされていった。

そのような思春期を経て、
暁代は男女の情愛を意識するようになっていた。

暁代は大人になってからストリップ劇場の踊り子になった。
そんな暁代の人生が、この破廉恥な館を造った要因である。
夫の勇夫は、その頃から暁代と同棲していたヒモのような男だった。


その夫婦に引き取られたミツグと絵美が性奴隷となったのは、
夫婦に巧みに躾けられた宿命かもしれない。

言い換えれば、そのように洗脳されてきたのだろう。
ミツグと絵美だけでなく、他にも数人の少年・少女達がいた。

ミツグ少年は女性に尽くすために、
性技を極めた男になるように育てられた。

そして、絵美も引き取られた夫婦によって性奴隷のように
男にとことん尽くす女として育てられ、
美しい女になっていく。


それは彼等の生い立ちと関係がある。
ミツグは母親を知らないし、父親さえも満足に覚えていなかった。

そのとき、孤児となったミツグは館の暁代に引き取られた。
当時では、引き取りの手続きは簡略されており、
今ほど厳格ではなかったからだ。


その時、絵美という少女も幼い頃に別の場所から一緒に夫婦に引き取られた。
絵美はミツグとは別の施設で育てられていて、そこで始めて知り合った。

二人は、同じ境遇のせいかお互いに惹かれるものがあった。
しかし、それをオープンには出来ない。
その館では、自由恋愛は禁止されていたからだ。
彼等の館での目的が、異性を性的に満足させる性奴隷になるからである。

その絵美をこの館に連れてきたのは暁代の夫の勇夫だった。
勇夫はまだ幼さが残る美しい少女に以前から目を付けていた。
その孤児院に寄付を納め、その関係で引き取っていた。

或る日、館を経営する夫の勇夫と妻の暁代は、
適齢期になった二人を部屋に呼んだ。

その館の名称は、「成長の家」と言われ、孤児院などの少年、少女を引き取り
健全に育てるということになっていた。
夫婦は彼等を金のため、
客を喜ばせる為に特別な性奴隷に育てるというのが目的である。

その場所は郊外にあり、目立たない場所にあった。
少年・少女達は館での異様な雰囲気に次第に気が付いてきたが、
そこを出ても行き場所を知らない為に諦めていた。





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