こころのなか。-1
誰かに頼りたい。
それが目の前にいる子供の担任の先生だとしても。
ある事情があって、頻繁に先生と連絡を取る。
このまま踏み越えてこないかな…。
自分より16も年下の先生。
しかも子供の担任だなんて。
見境がないのか…節操を失くしたのか。
成人コミックみたいなものなんか期待してない。
でも…ホンの少し刺激が欲しい。
二者面談の途中、押し倒されてみたい。
廊下には次の面接を待つ人がいる。
教室の床。
背中に伝わる熱。
気付かれてはイケナイ。
吐息の波は止まることを忘れている。
先生の手が、唇が、舌が…。
這ってくる。ありとあらゆる所に。
***
その20分という短い時間に、私は辿り着く。
もう全てを忘れてしまうほどの勢いで。
次は、いつだろう。
ねぇ先生。