投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

癒してカッコウ
【寝とり/寝取られ 官能小説】

癒してカッコウの最初へ 癒してカッコウ 29 癒してカッコウ 31 癒してカッコウの最後へ

真野可奈-2

「あん、あん、あっ、河口兄ぃー、好き!あん」

ズン、ズル、ズン!

「あん、河口兄ぃ・・あっ、私の事も好きって言って」

「好きだよ可奈・・」

ズズズッ、ゴン!

「あふっ!幸せ!河口兄ぃ河口兄ーー」

傍から見ると恋人同士の幸せなセックスでお互いの愛を確かめてるように見えるかもな。

ただ俺が頭の中に思い浮かべるのは可奈ではなくて可奈の母親雅さんだ。

(雅さん・・これは雅さん)

布団の上で正常位に組み敷かれた可奈のおっぱいに顔を埋め目を瞑りながら

俺は目一杯雅さんの柔肌を想像しながら腰を突き上げていく。

「あぁぁ!あぁ、こんなに元気なのね!河口兄も私の事こんなに求めてくれるんだー」

並みの男子ならグラドルみたいなカワイ子ちゃんにここまで愛されたら

他の男子に対する優越感で毎日雲の上を歩く気分で生きるのだろうし

俺の同年代がこの状況を見たら若い美人にこんなに深く愛されてる俺への

羨ましさと嫉妬に悶え苦しむのだろうな。

(そろそろ終わらせるか・・)

「イクよ可奈!」

腰の突き入れを倍速にすると、そこは若者相応に経験の浅い

というか俺しか知らない可奈は肉の喜びに悶え狂う。

「あぁぁぁ!河口兄ーー!私もいい、イクイクー」

(いちいち大声出してうるせぇなー)

まだまだ膣内の動きをコントロールできない可奈は

しかしながら若さゆえに膣道が狭く、

素直であるがために想い人相手だと無限に潤滑油を溢れさせるので

こっちが主導権を握ってフィニッシュまで調節しやすくはある。

ズチュ!ズチュ!ズル!ズル!ゴツ!!

「イクぞ!うっ!!」

ぴゅ!ぴゅっっ!!

「あぁん、中で膨らんでるー、んう」

ズルル・・

出した後もう少し俺と繋がっていたかった様子の可奈に背を向け

コンドームに溜まった普段より量の少ない自分の遺伝汁を眺める。

(ご苦労なこった・・)

背中にくっ付いて甘えるような息遣いを感じさせる可奈を他所に

俺は雅さんの年齢不詳な柔肌に思いを馳せるのだった。

いつも積極的に人妻を癒してあげちゃう俺がなぜ雅さんに対してだけ奥手みたいなのかって?

まぁ色々あるんだよ。

真野雅さんと、俺の母親とは仲の良い友達だったんだ。

だから雅さんを前にすると母親の事が思い出されて

俺の方が彼女の前に長く立って居られなくなるのだ。

でも、そろそろ俺も・・過去を克服できるくらい強くなった筈だ。

ゴムを縛りながら考えていると背中の方で可奈が

「ふふっ、ちゃんといつも避妊してくれて私のこと大事にしてくれてるんだね。

友達とか彼氏が避妊具無しでしたがるからいつもぼやいてたのよ?

さすが河口兄ぃ、大人だし大切にされて私幸せ!」

何か勘違いしたことを呟きながら背中に頬を当てる可奈を振り払い

起き上がって風呂場へ向かう。

「あ、お風呂?私も一緒に入るーー!」

(はぁぁ、いちいち付きまといやがって・・)

そのまま浴槽に湯を張り窮屈を我慢しながら二人で湯に浸かった。

「河口兄ぃ、私たち恋人よねー?」

「いや違う。俺はお前だけじゃないから・・」

「もうっ!河口兄のイジワル。でも結婚は私としようね?大人の世界なんて

私にはまだ分からないし、河口兄モテるだろうから少しくらい遊んでも

歳の差だってあるし私も理解するけど・・もし結婚してくれなかったら〜〜」

(あーーーったく、こいつのーー、こーいうところだよ!!)

湯船の中で俺の腰にお尻をつけて俺の胸板に背中を預けた姿勢の可奈が

スッと首だけ振り返って俺の方を見ながら言い放つ。

「もし結婚してくれなかったら、河口兄ぃを刺して私も直ぐに後を追うわ。

貴方に一生を捧げられないなんて、貴方の子供を産めないなんて

私には耐えられない・・!」

口元は笑っているのに、表情筋は笑顔を作っているのに

可奈の大きく見開いた、クリッとして美しい大粒の瞳の奥底には

なにか何世代も前から長く続いてきたような、業のようなものが渦巻いていたのだ。

俺の本能が、今の俺にはその業を断ち切れないと内側から語っている。

「馬鹿なこと言ってるんじゃねえよ!雅さんに言いつけるぞ?」

俺の言葉にニカーッと可愛い八重歯を見せながら妖しく微笑む可奈を見て

まだ湯から出てもないのに湯冷めでもしたかのような

悪寒が背中を走る感覚に苛まれるのだった。




癒してカッコウの最初へ 癒してカッコウ 29 癒してカッコウ 31 癒してカッコウの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前