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或る男の性の記憶
【姉弟相姦 官能小説】

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1 性という名前の出発点-2

新しい家族になるには、それなりに準備が必要だった。
お互いに親達は子持ちの為に、子供たちにも納得して欲しいからだろう。
或る日に、私達の四人はホテルのレストランで会食をした。

私はそのとき初めて父親という人と、少女と会った。
そのときの出会いが、大きく私の性的な関わりを持つことになる。
会ってみると、その連れ子は私よりもひとつだけ上の美少女だった。

親たちは一般的な世間話をしていた。
初めは、黙っていた二人だったが
色々な会話をするなかで、少女は私に向かって言った。
目をくりくりさせながら
「あのね、あたし、あやめって言うの、あなたは?」
「僕は、みきおだよ」
私は少し照れていた、しかし、心の中では
その子が今までに見たことのない美少女だったので嬉しかった。

「歳はいくつ? あたしは10歳よ、あなたは?」
「僕は9歳」
「じゃあ、あたしの方がお姉さんね」
「そうだね」

父親になる人は、それで安心したらしい。
「よかったね、あやめ、この男の子はあやめの弟になるんだよ」
「うん! よろしくね、みきおちゃん」

あやめは目を輝かせ、私に微笑んでいた。
はち切れそうな可愛いあやめをみて、私は眩しかった。
「僕こそ、よろしく」
はにかみながら私が言うと、あやめはくすっとふたたび笑った。
上目遣いに私を見る目が愛らしい。
このとき、私の心は少女の虜になっていた。
心の中では
(本当に可愛いこの子が僕のお姉さんになるのかな?)

母はそんな私と少女をみて嬉しそうだった。
少女の年齢は私よりも一つだけ上だと言うが、
私はこの子は私よりもませていると思った。
一般的には、女の子は男の子よりもませているからだろう。

その日から、その子は私とは血のつながらない姉となった。
生活してみると、どうも始め私はその子に戸惑っていた。
今までに、あまり女の子と接していなかったからだ。
明るい彼女は、そんな私にさりげなく接してくれた。

彼女は新しく出来た私という弟ができて嬉しかったのだろう。
義父も私に優しかったし特に問題はなかった。
だが、急に降って沸いたようなこの展開に私は少し躊躇したが、
しかし、あやめの自然の振る舞いに、いつしかそんな心配も無くなっていた。
それは、彼女なりに私に気をつかっていたからだろう。



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