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陽子が拒否した理由
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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陽子が拒否した理由-1

崇志君、あなたからの電話は、私の臆病で底意地の悪い面をひきだすことになったの。
一度、喫茶店でお茶しただけなのに…。
「陽子ちゃん、好きなんだ!逢いたいよ!」
泣きそうな声で電話してきた。
恋愛感情をむき出しにしないで。
私は弱さをさらけだす男は苦手なの。
恋に臆病だから、強く上手くリードされたい。
崇志君、あなたからの電話はいつも6コールで切れる。
私から掛け直さない。
10日に一度の割合で、あなたから電話が掛かってくる。
私は電話に出ない。
崇志君、こんなに底意地の悪い女のどこが好きなの?
私にはわからない。
私にはわからない。


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