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中をグニグニと弄られる。気持ち悪い。何を、何をされているの……?
「やめて、気持ち悪い……こんなの、やだ……。」
「あれ、あんま濡れねぇな。」
「なんか気持ちいいスポットとかあるんじゃなかったっけ?」
気持ち良くなんかない。こんなの、気持ちが悪いだけだ。早く、早く抜いて欲しい。
「そういう時はさ、こういうの使うといいよ。」
女子の声。まだいたのか。存在なんて忘れていた。視線を向ければ、その手には見慣れたスマホが握られている。私のだ。
私のスマホはパスワードロックが出来ない仕様になっている。これも懲罰者の制約の一つ。
彼女はその端末を操作しながら、私の性器に当てた。
「ひぐっっ!」
身体がビクンとはねた。振動しているのだ。ずっと、震えながら、止まらないまま私に刺激を与え続けてくる。
「や、ちょ、ちょっと待って、これ、だめっ!ひぁ……んくぁ!」
ヤバイ、これは気持ちいい。強弱を付けて震えるスマホの刺激が、蕩けるような快感に変わり、私の体を襲う。
「今のスマホアプリってさ、こういうエッチなアプリとかもあるんだよね。バイブ機能利用して、ローターとかそんな感じになるみたい。んでね、こういうの当てながらこうすると……。」
彼女の指が中に入ってきた。そして、奥の方、私の気持ちいい部分を強く刺激してきた。
「んぁ!や、やめ、んくっ……。」
「うわ、めっちゃ感度いいし。オナニーも殆どしたことないんじゃない、こいつ。」
さすが女の子同士。だからこそ、気持ちいい場所を的確に攻めてくる。そして、指が抜かれる。そのついでとばかりにクリトリスを爪でカリッと引っ掻かれた。
「ひぐぅっ!」
強烈な刺激に体がビクンと震える。そして畳み込まれるように与えられるスマホからの刺激。
「い、ちょっと、まって……ほんと、これ……。」
「ほら、指入れてみなよ。今だったら何してもこいつエロい声出すからさ。」
「ちょ、ちょっとまって、ダメ、今は、ひぎぃっ!?」
乱暴に押し入ってきた。男子の指が。女子と違って荒々しく、二本も。
「うわ、あっつ……しかもすげぇ濡れてる……。」
そう言いながら二本の指が無遠慮に私の中を掻き回す。
「んぁ、やめ、やめて!」
気持ちいいところを的確に責められてるわけではない。しかし、だからこそ、唐突に刺激される気持ちのいいところ。こんなの耐えられるわけがない。
「やだ、やめて、くぁっ!?」
一際強く身体が跳ねる。
「はっや、もういったの?」
頭の中は真っ白だ。目がチカチカする。ボーッとする意識の中、女子の一人が何か言ってる。
そうしたら、男子の一人がズボンを脱いで、股間のものを取り出して……?
「あ……ちょ、ちょっとまって、なにを、いやぁぁぁぁ!」
入れられた、男のものを。私の中に。
処女を、奪われた。
「う、うそ……うそよ、こんなの……。」
「やっべ、あったけぇ。」
「ほら、いったばかりだから、滑りいいはずだよ。」
男子の腰が動く。
パン、パン、パンとぶつかり合う肌の音、グチュ、グチュ、グチュと鳴り響く湿った音。
音が鳴るたびに、私の身体を蕩けるような快感が駆け巡る。
「ひぁ、や、やめ、んっく……。」
男子の腰の動きはどんどん早くなり、そして……。
「や、やべ、俺もう……。」
引き抜いたかと思うと、男子の性器から白い液体が飛び出した。
どうやら、男子がいったようだ。
「あ……お、おわっ、たの?」
これで解放される。だが、しかし、その希望をあっさりと裏切られた。
「ひんぃ!?」
別の男子のものが私の中に入ってきたのだ。
「な、なんで、いぁ!」
周りを見れば、男子全員ズボンを脱いでいた。
「う、うそ……。」
ま、まさか……まさか、全員……?
「いったじゃん、マワすって。お前の体使って親睦会するって。」
何人いた?クラスの男子。両手の指じゃ足りない、足の指を使ったって足りない。
たしかクラス分けの紙に書いてあった人数は、三十八人……?女子は三人だから……。
「い、いや、そんなの、いやぁ!んあっ!」
嫌なのに、身体を駆け巡る快感が強すぎて、その度に脳を掻き回される。
これを三十五人?あと三十四人?
無理だ。身体が持つはずがない。
「や、やべ、俺も……。」
二人目の男子のものからも、白いのが吐き出され、私の身体を汚す。
すぐに三人目が中に入ってくる。
そして三人目のものが抜かれる時、私はいった。二回目だ。更に身体の感度が増したように感じる。
「何周する?俺まだ二、三回はいけそうだわ。」
もう、何も考えられない。