プラネタリウム-2
確かめるようにキミに触れたけど……何故かな……届いた気がしない……
「もう……良いか……」
電源を切った
いつの間にか夜になってた
開けた窓からの景色の中には、本当の星が浮かんでる
都会の汚れた空気が、見える星を少なくする
レグルスも北斗七星もスピカも見えない
なのに
気がついたらキミを捜してた
存在しないって分かってたのに見つからないって知ってたのに……
「はは……情けねぇ……」
本当に……情けなくて涙が出る
窓をしめた
また電源を入れる
キミという星は、確かにここにある
再確認
キミは輝いてる
このプラネタリウムの中に
俺のの中に……
確かに……