(番外編)ゲリラ魔女姫のファミリー事情-3
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インダラナ州軍閥の州都要塞都市が、ついに陥落・制圧された(表編｢バーチャル・カプリコン｣参照)。
どうにか州側と話をまとめ、余分な野盗ゲリラにもお引き取り願って、ようやくというときに、邪魔で害にしかならない来客があった。
まず一人目が自称・政治委員のシーチンチン。そんな奴でも一応はチェルシーたちと同じ中国系なのだが、出来れば敬遠したいタイプだった。平気で味方エリアの住民まで殺戮したり、毒ガスや病原菌を撒くテロ攻撃などで、やり方があまりにも卑劣すぎて、同類視されることに嫌悪・大迷惑と著しい実害がある(しかも｢バレていない、上手くやった｣つもりだから性質が悪い)。
しかも視察の途中で、住民から｢プーさん｣と呼ばれて逆鱗・逆上して銃を乱射して死傷者を出すような、余計な事件まで引き起こしてくれた。昔の漫画の動物キャラクターで害のない存在(愛されている)に似ていると言われたら、むしろシーチンチンの悪行の実態からしたら逆に感謝すべきだろうに、怒る。
チェルシーなどは｢売女｣だの｢小便娘｣だの｢強盗悪女｣だの、もっとずっと酷い言葉で頻繁に罵倒されているだけに、たかが｢プーさん｣くらいで怒る神経が理解不能。腹心の劉や趙(超古代・中世のチャイナ皇帝家と同姓で遠い親族・末裔が建前)などに言わせると｢小人(つまらない人間)の考えることはわからない｣｢おかしな屑がかえって偉くなるのはよくあること｣だそうだ。
二人目がもっと最悪だった。
発音困難な名前なのでAとしておこう(人種も不明)。
この男は｢三尊哲学｣で有名な、ゲリラ側の自称学者である。大昔に地下鉄で毒ガスを撒いたアサハラ(北朝鮮系混血の在日コリアンの変質者カルト教祖)や隣国にミサイル乱射したキムキム・ジョジョンイル、コロナ病原菌を世界散布したチャイナ共産党などを｢三つの尊い模範｣と崇めたてまつり、それを｢人類へのプレゼントと教示｣なのだと説く教理哲学の理論家である。またハトヤマ・コイズミなどのコリアン混血の有害指導者や組織的虚言と詐欺卑劣を褒め称え、｢コリアンを見習え！ 人類の最後に生き残るのは朝鮮人みたいな奴だけだ｣。前衛的に｢拉致とレイプは正義、収奪は栄光で欺瞞は英知｣と語り、ゲリラ側の自己正当化と納得・理論武装に貢献している(ゲリラ側にとって都合が良い屁理屈で圧倒的支持を誇っている)。
しかも変質者で、ニッパーで捕虜の女の乳首を切り取って血を吸うのが好きで、さらには切り取った乳房を革を剥いで皿に盛って｢肉黄桃｣と呼んで、宴会で生で食べたりまでして常軌を逸する狂人であった。ゲリラたちからすればAの理屈や振る舞いで、自分たちの狂気や蛮行を自己弁護できるため、拍手喝采して賞賛している。
女であるチェルシーや義妹たちからすれば｢気持ち悪い・吐き気がする｣ということになる(普通の残虐行為や人肉食以上の変質変態異常性は、彼女たちにとってすら許容範囲を越えていたのだ)。せめて普通に女の乳首に吸いついたり乳房に執着するくらいならば、まだ男の愚かさと愛嬌で大目に見ることも出来るだろうが、Aは普通のヘンタイではなく、ただの猟奇的変質者の典型にしか思えない。
チェルシーたちからすれば｢いつか自分たちが｣という恐怖もあるだけに、笑って済まない。だから丁重におもてなしして｢密告通報｣した。敵対している別の州軍閥に情報をチクってやった。
｢狡猾と卑劣は英知なんだろ？ 良かったな、女のずる賢さと卑怯と自衛本能を舐めて貰っては困る｣
期待と目論見どおり、帰り道でAは、アキダホ州軍閥の日本鬼士大尉と、某道教結社のパルコン・カンフー道士に襲撃されて殺されたらしい。
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良い知らせに内々で乾杯して羽目を外して、チェルシーは酔って(あとで｢記憶がない｣ことにするため)、異母弟レイジーに出なくなるまで激しくフェラチオしてやった。しかも少女リュウ(劉の下の娘)に物陰から見物させて｢勉強｣させる思いやり。
｢大事で敏感なところは、男でも女でもこーして優しく扱わないと。切り取るとか、どうかしている｣
肉バナナと巾着玉に舌を這わせて甘噛みしてやりながら、チェルシーは心から楽しそうだった。
もち肌の尻たぶを恍惚とした弟の顔面に叩きつける69。ほとばしる愛の雫を顔に溢れさせ舐めさせながら、自分も白濁シロップを飲み干す。女冥利に尽きた。