5日目-18
防波堤に着いた。
切れ間を通って、反対側に回り込んだ。
階段状になったところにバスタオルを敷いて、ももちゃんを抱き上げ座らせた。
僕も隣に座った。
目の前には、遮る物のない、一面の海。
水平線が、どこまでも伸びていた。
「きれい…」
ももちゃんは、果てしなく広い海に見とれていた。
「来た甲斐があったよ」
僕もうれしかった。
静かだ。
ビーチにいる家族連れの声も、聞こえてこない。
防波堤に当たる波の音。時折、海鳥の声。それだけだ。
まるで、世界に僕達ふたりを残して、全ての人がいなくなったようだ。
そう、世界はふたりのものだ。
邪魔する者などいない。そんな事させない。
誰も僕達を引き裂けない。
絶対に。
「お兄ちゃん…」
ももちゃんが、僕の海パンの股間を擦りはじめた。
「ももちゃん?」
彼女は、熱に浮かされたように、ささやいた。
「さっきの続き、しよ」
「ここで?」
「だって、ふたりきりだよね」
たしかに、僕達の背後には防波堤の壁があり、ビーチから見えない。
海にも誰もいない。沖から船でも来ない限り、見られる事はないだろう。
「お兄ちゃん…わたしだけの、お兄ちゃん…」
ももちゃんが、僕の唇を求めてきた。
僕の頭を抱えて、舌を貪るように、吸っている。
こんな激しいキスをするなんて…
それだけで、チンコが反応していた。
彼女は海パンのゴムに指をかけた。
僕は腰を浮かせ、スルリと脱がされた。即座に解放されたチンコがピョコンと上を向いた。
「おちんちん元気だね。うれしい…」
ももちゃんは、身をかがめてチンコにキスをした。