5日目-12
足の力が抜けて倒れそうになるももちゃんを、僕は素早く支えた。
「ももちゃん、すごくエッチで可愛いよ」
「もう…お兄ちゃんヒドイ!見られたらどうするの!」
「でも、ドキドキしたよね?恥ずかしいと、もっと気持ちよくならない?」
「それは…そうかも…」
「正直なももちゃん、大好きだよ」
僕は少女にキスをした。
ふたりはビーチへと降りていった。
美しくきらめく海。穏やかな波の音。潮風が心地よい。
「すごぉい!キレイ!」
ももちゃんは、大喜びで海に向かって走っていった。
まっさらの砂浜に、小さなビーチサンダルの足跡が点々と付いていく。
僕はその跡を辿るように、荷物を持って歩いていた。
やっぱり、水着は海が一番似合う。髪をなびかせて楽しそうに軽快に走るももちゃんを見ながら、そんな当たり前の事をしみじみと思った。
ももちゃんは全裸が最も美しいのは当然だが、可愛らしさを引き立てる点で、水着姿もそれに匹敵する。
黄色をベースに、鮮やかな花柄をあしらったカラフルなビキニ。それを縁取る白いフリル。
白い肌の可憐な少女を飾るのに、最も相応しいのではないかと思った。