3日目-6
初めて、ももちゃんの体をまじまじと見た。
やっぱり小さい。同い年の子と比べても、小さい方かもしれない。
体は細いが、痩せすぎではない。
大人の女性のような、くびれはない。でもしなやかで、無駄がないボディライン。
僕はもともと、グラマーな体型が好みだった。おっぱいとお尻が大きくて、くびれのある女性が。
子供の体に興味があったわけではない。
でも、ももちゃんは別格だ。
未成熟な少女だけが持つ、二度と戻らない期間限定の美しさ。
すべてが愛しく、抱きしめたくなる。
「お兄ちゃん?」
ももちゃんの声で、我に帰った。
ずいぶん長く、見とれてたみたいだ。
僕は
「うん、すごく似合ってる。最高に可愛いよ!今まで僕が見た中で一番だよ!」
「それ、誉めすぎだよ…」
と言いながらも、彼女は喜んでいた。
「気に入った?」
「うん!お兄ちゃん、ありがとう!」
代金は、僕が支払った。
ももちゃんは『いっぱいあるから、わたしのお金使って』と言ったが、僕は決めていた。
今後は絶対に亮のお金は使わない。僕の力で、ももちゃんと暮らしていくんだ。
その他、海水浴に必要な物も買った。浮き輪とか、ビーチパラソルとか…
部屋に返ると、ももちゃんは水着を袋から出して、楽しそうに鼻唄を歌いながら、眺めていた。
そんな仕草のひとつひとつが、可愛らしく、愛しかった。