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サンダー
【エッセイ/詩 その他小説】

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サンダー-1

雨音の中聴こえてくるのは貴方の声


それはそれは枯れそうな


儚さ覚える貴方の唄声


あと何曲あと何分あと何時間


指折り数えてやって来た


待ちに待ったこの時を


愛しそうに撫でる手を払いのけたぐり寄せる


今日という日を感じながら黒い空に手を伸ばし


そして唄うの



いつかこの声が潰れて


貴方と同じになってしまったのなら


土に帰りこの瞳を閉じるのこの部屋を出てめざす場所は


貴方の持つ光の先


暗闇の中肌に触れたものは水でもなく貴方の愛でもない


独りにしないで



雨音の中聴こえてくるのは貴方の声


それはそれは枯れそうな


儚さ感じる貴方の唄声


待ちに待ったこの時を


愛しそうに撫でる手を払いのけたぐり寄せては


私は微笑う


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