サンダー-1
雨音の中聴こえてくるのは貴方の声
それはそれは枯れそうな
儚さ覚える貴方の唄声
あと何曲あと何分あと何時間
指折り数えてやって来た
待ちに待ったこの時を
愛しそうに撫でる手を払いのけたぐり寄せる
今日という日を感じながら黒い空に手を伸ばし
そして唄うの
いつかこの声が潰れて
貴方と同じになってしまったのなら
土に帰りこの瞳を閉じるのこの部屋を出てめざす場所は
貴方の持つ光の先
暗闇の中肌に触れたものは水でもなく貴方の愛でもない
独りにしないで
雨音の中聴こえてくるのは貴方の声
それはそれは枯れそうな
儚さ感じる貴方の唄声
待ちに待ったこの時を
愛しそうに撫でる手を払いのけたぐり寄せては
私は微笑う