（番外編）デスメタル・セレナーデ（吸血姫）-1
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ジャジャーンと効果音が鳴り響いたステージで、スポットライトがゴシック・ロリータの歌姫を浮かび上がらせる。
デスメタル吸血姫こと、ソック・アリーシャ。髪は黒く、どこかアジア的なエキゾチックさが漂う容貌は、トルコ人の残忍なお姫様のようだと評される。あの｢虚言と卑劣と犯罪の罰で全世界から皆殺しにされた、聖書のソドムとゴモラや現代史のロヒンギャ族を越えた呪われし某半島民族｣の血を引いているのだとか。
次々と点灯するようにバックスクリーンに映し出される過激映像。ゲリラから送りつけられてきた虐殺と扶助暴行。味方によるスパイシンパの公開銃殺と斬首刑。そして、いつぞやのゲリラ拠点制圧で、捕虜を投げ殺すカプリコン一号機の勇姿もあった。
｢ウリは、太陽が憎いにだ｣
ブラックのゴシックロリータで、つらつらとミンジョク（民族）怨恨を語る。
｢世界を創ったのは、熊女がウンコを捏ねて世界人類を創造したにだ。ウリストはコリアンにだ！ 人類皆兄弟だからイエズスはコリアンにだ。恩を忘れた人間どもがに憎らしいにだ。呪ってやる、生き血を啜ってやる！ 具体的には売春してから美人局で訴えてやる！
元寇でモンゴルと一緒に日本に攻め込んだら、撃退されて台風で大惨事になったにだ。シベリアのエヴェンギ族の神聖なレイプで民族浄化されたウリナラのことを馬鹿にするのに、中国だって古代末期から移民で民族が半分変わってるのに、ジャップどもはなんでスルーするにか？ 中国に逆らったら、謝恩門を建てて王様が土下座で使者を出迎えたのに、徹底虐待で壊滅させられたのに、島国ジャップは無事だったにだ
第二次世界大戦で日本軍に入って、あんなにも率先して残虐行為を重ねて日本に協力したのに、終戦時保身のためのに裏切っただけで、元同盟国から元植民地に格下げされた。たとえ責任回避のために｢ウリナラは植民地にされただけ｣と言い訳しても、適当なところで｢同盟国で共犯なんだから拗ねるな｣くらい言ってくれたら助かったのに。性根の腐った在日コリアンと共産党員が必至で嘘プロパガンダしてるとか、言われなかったら気づくわけないにだよ！ ジャップの謝罪って本当はコリアンをバカや当たり屋扱いにしてあしらってやがっただろ？
ジャップ・アベアベが慰安婦に金出したのが、味方の売春婦と水商売女への善意の見舞金だとか、てっきり｢日本が悪行して裁かれた｣勝ったと思い込んで、徴用工とかまで言いがかりつけて自爆。｢嘘と捏造はいい加減にしろ｣とか冷たくカウンターパンチされたにだ｣
旧コリアの狂った経緯は｢歴史的珍事｣として後世までの語り草となっている。｢そこまで酷い民族が実在した｣ということだけで、現実は創作より奇異であった。国ごと転覆したあげくに全世界でコリアン移民が責任を問われて袋叩き強制送還の嵐だったらしい。
このソック・アリーシャが無事に今を生きているのは、しょせんは当時の混血や帰化人で素行がまともだったので殺されずに済んだ末裔でしかない。
観客席のあちこちからクスクス笑い声が漏れる。
そのタイミングを見計らって、ソック・アリーシャは奇声を張り上げた。これぞ恒例の｢火病（ファビョン）｣パフォーマンスである。
｢じゃアッッップ！｣
突如として怒り狂い、マイクを観客席に投げつける。
ミケ・トラフグ（笑）。日系人。
｢ちくしょうめ、なんとなくジャップっぽかったにだ｣
｢よくわかったね｣
｢当たりかよ！｣
｢日本鬼士大尉にチケット貰いました｣
意味不明に地団駄を踏んだソック・アリーシャは一曲目入った。
モーツアルト？の｢夜の女王のアリア｣をテクノ調に改変レイプした楽曲だった。｢あの舐めた野郎をぶっ殺してきな！｣と娘に教唆するヤバイ歌詞のやつ。