阿媚嬌喚フィストとカニ/レイプですらない2-1
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野外露天の壇上に引きずり出されて、ナタリア/パヨカは怒り狂った後発の女たちから、恥辱リンチで女として再度の強制終了であった。ゲリラ男たちがやんやの喝采で拍手と口笛ではしゃぎ立てる中で、女たちの二人がビデオカメラまで持って、背後のスクリーンに拡大大写しまでされている。
「イヤイヤぁ! やめて、お願い! やめて!」
「何ビビって一丁前にはずがしがってるんだよっ! この戦犯女は! お前らのせいで、私らまでこんなことになったじゃないか!」
「ふ、不可抗力だからー」
「だったらこれも不可抗力だろ! 自業自得だ、この便所ビッチ! ほら、股開け!」
片足を掴まれ雌犬のような大股開き。
きっと頭上からは人工衛星で観測されて、世界中で見られている。そんなことを考えるだけで、頭が熱くなり、頬が火照って余計に濡れてきた。
遣り手が女であるだけに、容赦はなかった。
「おーい、濡らしてるぞ、このバカ女! 見られてバカにされて興奮してるのか? どんだけ変態なんだ?」
「ち、違うっ! 違うの、これは」
「よーし、力抜け」
女の一人がニヤニヤしながら、使い込まれた秘裂の陰門に指を這わせる。男より細い指で、繊細なタッチだった。それだけで熱い蜜液がトロトロと流れだし、尻の溝に流れてポタリと落ちる。
「あひっ、ひっ、ひっ!」
ちょっと捏ねくられただけで、愚かしいくらいに濡れてくる。異常な被虐待と衆人環視の晒し者であることに、倒錯的な性感本能が鎌首もたげて大暴走。これまでに非人間的な輪姦トライアスロンとご奉仕淫行で理性がぶっ壊れてきているだけに、身体の感じ方や反応までが狂ってきているのだろうか。
しかも、こともあろうに「指だけ」ではなかった。
小さくて滑らかな女の手が、留まるところ知らず、全部奥まで入ろうとする。
「む、無理よっ! そんなの入るわけ」
乳首を別の女にくすぐられ、麻薬の錠剤を口に押し込まれる。姫貝のふしだらな外套膜にもすりこまれる。一気に性感が発火してきて、全身から汗が噴き出した。
興奮したり、体調と精神状態に左右される。
赤ん坊を出産出来てしまう穴だから。
やがてズルリと入り込み、ナタリアは「かはっ!」と咽せるような悲鳴で白い喉をのけぞらせる。入ってしまったのだが、無茶で限界を超えた行為であることに違いはないだろう。破裂したり、引き裂けるような感覚があって(どこかおかしくなったかも)、ただの痛みよりゾッとするような恐怖だった。
「やー、やああぁぁー! 抜いて、抜いて抜いて、やめて、破れちゃう! マンコ壊れる! 壊れるからやめて、死んじゃう! 死んじゃう! 死んじゃう!」
泣き叫び、猿のように顔を赤くしてイヤイヤする。尿道口からは刺激と恐怖で小便がビュクビュクこぼれる。
「汚えなあ。マンコがビクビクしてるぞ? 気持ちいいのか、ど変態」
「ち、違う! 痛い、怖い! こんなのやだ、こんなのヤダ、やめて。もうやめて! うぎぃ、うううぅぅっ」
否定しなから恐怖にうち震える。
まさに胎内に手を突っ込まれるとは思わず、(そういう女もいると話に聞いていても、まさか自分が)入るとも思っていなかった。破壊の恐怖だけで気持ち悪い。
中でゆっくりと手指を動かされ。
呼吸するたびに伸びきったヴァギナが収縮する。
「おっ! んおっ! おっ! おおぉ」
さっきの薬物のせいで感覚が変になっていて、それが余計に不安と恐怖を倍加させてくる。意思と関係ない体だけのオーガズムがきていた。だがもしかしたら「とっくに裂けているかもしれない」と思えば、冷水を浴びたようで尻穴がすくみあがる。
「うー、うううぃぃぃ! ひっ! 死んじゃうから! 死んじゃう、死んじゃう! ああっ! 許して、もうやめて! ね! ね! 女の子破れるから! 破れる!」
残された最後の理性が命乞いの言葉になる。
号泣して哀願しながらも、薬物オーガズムで耳鳴りがして、ラリったアヘ顔でついに脱糞してしまう。気持ちいいというよりは酩酊したようで、体中が不快なエクスタシーで燃えさかって気が遠くなる。
責め手の女は顔をしかめ、「お仕置き」と言った。
指が入ってくる。
子宮に。赤ちゃんのための部屋。
侵入してはいけない場所に、のたくる蛇のように、禁忌の聖域にねじ込んでくる。ついに「死ぬ。殺される」とナタリアは思った。視界が涙で滲んで、喉から言葉でない絶叫がほとばしっていた。
出てはいけない子宮汁が噴き出す。
ナタリアは押さえつけられた手足を突っ張らせて悶絶した。苦痛や快楽以前に、限界を超えたから。膣痙攣で抜けない。