幼馴染の愛子ちゃん-3
「いや、いきなりセックスってのもな…。確か愛子ちゃん、いつもお医者さんごっこしたがってたよなー。拒んでたけど。何回かお医者さんごっこ楽しんだ後、ヤろうかな…。焦らない焦らない。せっかく過去に戻れたんだ。じっくりいかなきゃ損だよな。まずは今日はフェラを目標にしよっと。」
いくら性に興味がありそうだと言ってもいきなりセックスはどうかと思った。一応まだ小学生だ。大人にとってはそこらに転がっているようなものだが、小学生にとってセックスはまだまだ遠い存在だ。スケベな愛子のことだ、焦らなくてもそうなる日は近いと思った。まずはフェラ、そう目標を変えた。
その頃愛子は、やはり親が共働きで不在の家でベッドに寝転んでいた。
「あと1時間で修くんが来る…。今日こそお医者さんごっこさせてくれないかなー。私の押しが弱いのかなー。あーん、どうしよう…男の子の体見たくて仕方ない…。おちんちん、触ってみたいなぁ。触ってるとおっきくなるんだよね…。見てみたい…。」
1人悶々としていた。親同士が仲良く、家も近い2人は小さな頃から良く遊んでいた。お互い一人っ子で友達のような、兄弟のような、そんな関係に感じている。もしかしたら同性の友達よりも気が知れた仲かも知れない。もし修が積極的な性格なら小学生ながら一線を超えていたかも知れないと思う。愛子は悶々としていた。
「修くん、引いてるかなー。嫌われちゃうかなー。エッチな事したいけど、あまりしつこくして避けれちゃうのも嫌だし…。キス…、キスぐらいはしてみたいな…」
積極的な愛子がキスを目標に、奥手な修がフェラを目標にすると言うバランスの悪い欲求を抱きながら約束の時間は近づいて来た。
「ピンポーン」
呼び鈴が鳴った。愛子は待ち侘びた様子で小走りで玄関に行き鍵を開け扉を開く。
「来たよー。」
「いらっしゃーい!さ、上がって?」
「うん。」
久々の対面だ。あの頃は自分からすればだいぶ大人びているように感じた愛子もただの子供に見える。まんま小学生だ。中身は40歳の修は目の前の子供相手にセックスが出来るのか一気に不安になって来た。とは言え玄関の鏡に映る自分はさらに子供に見える。
(頭の中がついていかない…)
これからずっと年相応の自分を演じていかなければならないと思うと、これはなかなか大変だと感じた。複雑な気持ちを抱きながら、修はリビングのソファに座る。
「どうぞー♪」
何も言わなくても修の大好きなコーラを差し出す愛子。愛子はオレンジジュースを飲む。愛子はオレンジジュースが大好きだ。飲み物の好みはもちろん、好き食べ物までお互い熟知している。そう言う仲は梨紗も同じだ。梨紗も修を良く知っていた。もしかして愛子と夫婦になったとしてもいい結婚生活を送れるのではないかとも思った。
(愛子ちゃんは10月に親の転勤で九州に引っ越しちゃうんだよな…。それまでにヤリまくらなきゃ。)
まず8月中に初セックス、残り2ヶ月でたっぷりといやらしい事をするつもりだ。引っ越した後は文通をしていたが、そのうち途切れ、その後の愛子の事は知らない。どうせ疎遠になるならヤリたい事をさせて貰った方が得だ、オヤジ少年はそう思ったのであった。