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惨酷メカ:バーチャル・カプリコン、と芋掘りレジスタンス村娘(ケータイSF愚弄小説・18禁) ※第一部完結?※
【SF 官能小説】

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「無慈悲」と云うこと/もうレイプですらない-3

7
 取調室にて。
 あのまま身柄拘束されたソック・アリーシャが、あることないこと何でも喋りまくり、知っている限りのシンパの名前と情報を供述書に書きまくっていた。彼女自身がグレーゾーンに片足を突っ込んでいたために、助かろうとして必死であった。枕営業などでも、けっこう裏情報を持っていたので片っ端から売った。
 それらはあとで、他の者による供述や別の情報源と照らし合わせて検討・処理される。
 パーク大尉などは割りと信用されていたが、「裏でちょっとだけ買収」されていたことを酒の席でベラベラ喋って、大量捕縛の発端の一因だったとか(コリアンは「事大」主義の日和無責任・ご都合主義の精神文化があった)。今は実は「とりあえず電子足輪」らしい。今は単純に残虐行為の職務に満悦で、知人の日本鬼士大尉から「お前ってゲンキンでお茶目な奴だな」などと冷やかされていたそうだな。
 昔から「左翼とコリアンにとって一番怖いのは身内」という定式が生きていたようだ。


8
 ゲリラ村。
 ナツキ・イー・リャンが左右から新参者の女たちに支えられ、腹を殴られている。あまり顔を傷つけるとゲリラ男たちから不満が出るからだ。彼女はマスコミのゲリラ側スパイでデマ散布したり色々やらかしていて、「賊の主力メンバー」でエリートだったらしい。
 新しく人質交換された女たち(主に連座)からすれば、「自分たちは個人ではコイツほど悪行していないのに、同じ不幸な境遇なのが許せない。もっと酷い目に遭わせてやらないと気が済まない」ということだろう。
 女同士ゆえに呵責なく、拳が鳩尾に打ち込まれる。

「ぐえっ! も、もうやめて!」

「うるさい! この腐れ女! 男に媚び売りながら、エリート面して私らをバカにしてたくせに! 町にいたことから何人咥えこんでやがったんだよっ! 私らなんかより、お前の方が百倍汚れた売女のくせに!」

 怒りの膝蹴りが、やさぐれた股間を蹴り上げる。
 ナツキは目玉が飛びださんばかり。男のように決定的に致命的ではなくとも、すごく痛いに決まっていた。
 そのときに、破滅の使者がやってきた。

「やった! 許可とれたよー!」

 嬉しげな女たちが、撮影カメラや器具を運び込む。
 泣いていたナツキ・イー・リャンは顔色を変えた。

「ひっ! や、やめて!」

 性器と肛門をジックリと拡張工事されて、ナンキンムシと小型ゴキブリ(幼虫?)を注ぎ込まれる。

「やめて! それだけはやめて! 絶対に嫌!」

「そら、行くぞ。」

「いっやああああ! いや、イヤー! 中で、中で動いてる! おおおおぉぉ、やあああああ!」

 発狂状態でのたうち回りながら、泣き叫ぶ。最後には栓を抜いて腹を踏みつけられる。虫の混ざった大便を漏らしこぼして、動物のような悲鳴をあげている。排泄物では半分潰れた虫が蠢き、生きているのが這い出した。
 その有様を撮影して、衛星インターネットで配信。
 相互に責任と罪を押しつけあった最前線の光景だった。


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