色んな後始末-3
「やっぱり、赤い飴玉じゃないの。知ってる?これって凄く美味しいのよ」
お早世がそれを摘まんで、みんなに見せた。
「ど、どうして叔母上がそれを…」
きょとんとするお久音以外の親族一同は驚いた。
「昔ね。食べた事があるのよ」
『「「ええええ!いつー?」」』
驚く親族に向かってお早世は話を始めた。
「あれは、あたしが五つの頃…」
夜中に目覚めた幼少のお早世は、厠の途中にある女中の部屋の前を通った。襖が少し開いており、何の気なしに中を覗くと、裸の女中と、同じく裸の祖父が眠っていたのだ。そして、大の字になった祖父の股間の辺りに、赤い飴玉が落ちているのを見たお早世は喜び、そうっと忍び込んで、それを口に含んだのだった。
「凄く美味しかったのよ」
「お、叔母上、食した後、身体に変化は無かったのですか」
恐る恐る聞いた。
「よくわかるわね。それからなのよ。おまんこが疼くようになったのは。我慢できずに擦ると、子供のくせに直ぐに逝ったのよ、これが」
お早世は当時を思い浮かべながら、割れ目の中をゆっくりと擦り始めた。
「はぁ、はぁ、はぁん…」
「そ、それで、しばらくすると、逝くのを制御できるようになったとか…」
お早世の自慰も気になるが、それよりも今は赤玉がお早世に及ぼした効果だった。
「そうそう。でも、どうしてお満が知ってるの?あたし、お敏に話してたっけ?お満はお敏から聞いたの?」
『いいえ、残念ながら私は姉上の卑猥な話は避けておりましたので』
お敏が悔しそうに顔をしかめた。
「では、叔母上、これが殿方の打ち止めの証だと知ってましたか?」
肝心なのはここぞとばかりに、お満は身を乗り出して聞いた。
「やっぱり〜。その時からお祖父様は女中の部屋で寝なくなったからね。この飴玉って、最後の精の後に出てくると言う赤玉の事だったのね」
その後、女中の部屋には、お早世の父親が通うようになっていた。
「お、お早世お姉様、さっきからなにを仰っているのですか?どこにそんな赤玉が有るというのです」
「ここに有りまする。ほら、こうすれば見えるはずです」
お満は、お久音の割れ目の中に指を差し込んだ。
「ああん、ほ、ほんとだあ。赤玉が見えまする」
本当は触れるだけで見えるはずなのだが、自分よりも天然なお久音に構いたくなったのだ。
「あれ、お満様の中に女性の姿が。さっきからこのお方と話されていたのですか。お敏様ですね。ほほほ、お早世様に似てなんてやらしいおまんこでしょう」
【どうもお♪】
意気投合したお満とお久音の2人と幽霊は置いといて、竿之介は肝心な事をお早世に伝えた。
「じゃあ、これはご存知ですか?その赤玉ですけど、1回分の精と一緒に、おちんちんに戻せば精力絶倫になるのですぞ」
「まじ?」
お早世の目が輝いた。
「まじです。私はそれで精力絶倫になったのです。で、逝っても直ぐに勃起しまする。それはそれは何度も何度も」
「まっじー!ならば、竿之介1人で、この3人を立て続けに犯し続ける事ができるじゃないの」
「それくらいは、朝飯前でございますぞ」
竿之介は胸を張って勃起する肉棒を反り返らせた。
「ごくり…、凄い…」
さっきから気にはなっていたが、改めて目の前に突き出された肉棒の存在感に、お早世は生唾を飲み込んだ。思わず視線を移して、自分の夫のモノと見比べてしまった。
「ん?」
その時に気付いた事が有ったが、今は見て見ぬふりをした。
「では、お久音様、どうなされます」
そろそろ本題に入らないといけない。表情を真顔に戻した竿之介が、お満の責めに女体をくねらすお久音に問い掛けた。
竿之介の聞きたい事はわかっていた。お満の乳首から指を離したお久音は、躊躇なく即答した。
「赤玉は戻しませぬ。こうなったのも罰でしょう。どうやら身柄は藩に引き渡さなければなりませぬし、今更、絶倫になっても使い道がありませぬので」
「へっ?藩に引き渡してもいいのですか?」
この説得が困難だと考えて、話を赤玉から切り出した竿之介は拍子抜けした。