脅迫から始まったふれあい-1
若葉の美しい季節の午後。
俺は軽乗用車を、s学校の門の前に停めた。
車を降りて、門の鉄格子の向こうに立つ警備員に言う。
「5年○組の『某本るむ』と、3年○組の『某本るせ』の迎えにまいりました。」
警備員は俺の差しだした身元証をみてイヤそうな顔をする。
「保護者のかたでは、ないんですね。」
「はい、ふたりの母親に依頼された近所の者です。」
警備員が連絡すると、鉄格子の向こうに男性教師に連れられた、体操着姿のるむとるせが現れた。
ふたりはムツッと唇をへの字に結んでいる。
教師が俺に笑顔を見せて「お疲れさまです」と言ってくれてはじめて鉄格子が開いた。
「さよならー」「さよならー」「また明日ねー」
ふたりは教師と警備員に笑顔であいさつすると、またムツッとした表情になって俺の車に乗りこんだ。
俺は車を走らせて、団地に向かう。
ふたりは一言もしゃべらない。姉妹の会話すらしない。
ほんの数分で、車は団地のハンパな8階だての棟に着いた。車を入口近くにつけると、ふたりはランドセルを手にかかえて勢いよく入っていった。
俺は駐車場から、急いで自分の家に向かった。
エレベーターで4階にのぼり、廊下を走ると、
「おっちゃん!」「おっちゃん、早くしてぇな!」
俺の室のドアの前で、るむとるせが待っていた。
「悪い、ごめん!」俺は急いでドアのカギを開ける。ふたりは素早く室に入ると、玄関で服を脱ぎはじめた。
俺はその横を抜けて風呂場に向かい、洗面所兼脱衣室でドタドタと服を脱ぐと、水の入ってない浴槽に寝そべった。
「おっちゃん!」「おっちゃん!」るむとるせが、真っ裸であとから入ってきた。
「昨日はお姉ちゃんが先やったから、今日はるせからやで!」
るせは俺のプヨプヨ腹をまたぐと、身体を反らしてひとすじのオシッコを放った。
「おおーっ!」俺は胸元に届いてくる、熱いるせのオシッコの流れを眺めた。「ずいぶんガマンしとったんやなぁー」
時々口元に飛んでくるしずくを舌でさぐりながら俺は、るせのワレメを開いてきらめくオシッコを見つめていた。
「はぁー……」オシッコを出し尽くして、俺の腹に座ったまま余韻を味わう るせを、るむは後ろからそっとかかえて除けた。
「次は私の番やで。」