本能とアポトーシス-2
私は拒んだ。
いやだ!死にたくない。
ゆらゆら揺れていたい…
悟とすように最期にやさしくサインを送り、
「おつかれさま。」
私は大地へと
墜ちた。
意識も
感覚も
消えて
いった。
それはちっぽけな最期。
あっけない幕切れ。
何も残らず振り落とされて
土に還る運命。
夏草から滴る朝露のように。
後書き
みなさん三角形は何かわかりましたか?
そうです。
カエル、いやオタマジャクシの尻尾です。
尻尾が役目を終えて消えていく時はどんなんだろう?と思い書かせて頂きました。
次回作もがんばります。
hippo