お日さまが沈むまでに-2
あき音としょう太はソファーでキスをしながら、互いの服を脱がせていった。
「今日のママは……どんなコなの?」しょう太が聞いた。
「そうね……さっきカバンの中見せてもらったら、インスタントカメラが入ってたわね。」
「へえ、インスタントカメラ?何撮ってるんだろ……」そう言いながら、しょう太がブラジャーをはぎ取ったときだった。
「ええっ!」
「キャッ……」
「何だ、これ……」
おだやかなふくらみを見せる少女の乳房の、両側の乳首に、金属の輪が刺さっている。金属の輪には緑色に輝く宝石が嵌められていた。
「これ……」あき音は輪を手にして言った。「ガチのエメラルドだ……」
「じゃあ、このコ5月生まれなのかな……」
「そういう問題じゃないけどなぁー」
しょう太はハッと思いついて、あき音の下着をはぎ取った。
「やっぱり……」
「うわ…… ヤダ……」
下着の奥、おヘソの下の逆三角形地帯に、薄い陰毛を透かして黒い蜘蛛の姿が描かれていた。
「何、このコ」あき音は泣きのはいった声を出した。「こんなコだったなんて、中に入ってるのにわからなかったよぉー」
しょう太はその蜘蛛の絵を撫でながら、自分の股間が硬く起きあがったのを感じた。そして刺飾(ピアス)と刺青(タトゥー)が施された少女の身体を虐げたい欲望が湧いてきた。
「おとなしいオンナのふりするなよ。このバイタ(売女)の娘が!」
しょう太のその怒声にあき音はおびえた眼をした。しょう太は両側の乳首に刺さる輪に指をかけ、勢いよく引っ張った。
「痛い、しょう太……痛いよ!」
「うるさい、オトコのチンポなしでいられない淫らなカラダしやがって!それで母親ヅラしてるなんてあきれるぜ!」
「ヤダ……そんな……」
しょう太は蜘蛛の絵を指で弾いた。
「何人のオトコを、このホト(女陰)でたぶらかしてきたんだよっ!」
しょう太は下着を脱ぎ、これまでになく硬く燃えあがる男性器を蜘蛛の絵の真下に突き立てようとした。
「痛い、痛い、痛いっ!」あき音が叫んだ。「しょう太、ちょっと待って!このコ…… このコ処女よ!」
「う、うそ!」
「ホントよ…… 私も信じられない…… こんなカラダしてて、まだここは処女よ……」
しょう太は自分の性器と、少女の陰毛の下に描かれた黒い蜘蛛とをジッと見つめていた。あき音が痛みにあえぐのをよそに、少女はしょう太の性器をじわりじわりと吸いこんでゆく……その蜘蛛が餌を得たかのように。
「しょう太、しょう太……」あき音が手をのばして、しょう太の両わき腹をつかんだ。
しょう太は黙って自分の身体を倒し、少女の……あき音の乳房に手を当て、首筋に唇をつけて下をチロチロと動かした。
「気持ち……気持ちいいわ…… しょう太の『好き好き攻撃』……」
あき音は眼を閉じたまま微笑んだ。しょう太が自分が産んだ子であることを、その仕草から感じていた。