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ドッペルゲンガーの恋人/過去からの彼女(官能オカルト連作短編)
【幼馴染 官能小説】

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昼寝と必然-5

5
 玲はとっくに復活しかかっていた、若い半勃ちを手で導いていきなりに押し込む。

「んっ」

 サエは肉体よりも精神的な衝撃で感動混じりに呻いてしまう。

(挿入ってきた! 玲君のが!)

 まだ柔らかかったそれはみるみるうちに胎内で育ち膨らんで、挙句には鉄の塊のように牝の蜜洞をこじ開けていく。

「あっ、あ、硬くなって。ああーっ! 挿入ってる!」

 あれよあれよという間に、サエは猛々しい怒張に貫かれて子宮まで押し付けられているのだった。肉矛に秘孔を深く穿たれて、挿入されたものが脈打っているのがわかる。
 遠慮会釈もなしに玲は動き始める。

「あう、あうぅ、硬いよぉ! あああぁッ!」

 封印されていた秘園を内側から攪拌され、サエは歓喜に喘ぐ。ぎこちない抽送がまた愛しくも暴れん坊で、眠らされ忘れていた喜悦が呼び起こされてくるかのようだった。まるで忘却の復讐といわんばかりに、下腹全体が悦楽の坩堝になって沸騰しだす。
 逞しく割り込んだ未熟な腰がズップズップと渾身のストロークを打ち込んでくる。

「きちゃう、膣中が、膣中が! ビクビクって、くるうっ!」

 苦鳴にも似た告白は嘘ではない。

「ひっ、オカシイよ、私ヘンになっちゃう! うあっ、あっ!」

 もはや上手い下手の問題ではなく、さっきの火種が燻っていたのが発火してしまったようで、淫核の疼きが奥にまで伝播して胎内の性感帯を滾らせる。そこへ鋼のようになった逸物が思う様に乱舞して串刺し、蹂躙と拡張の突き上げを繰り返してくるのだ。

(ああ、サエさんの胎内は最高だ!)

 玲は始めて味わう女体の深奥の熱と快感に酔うようになりながらも、腰を振るのを止められない。突入した陰茎が痺れるようだった。沸点ギリギリの体液が留めようのない運動の原動力になって、抗い難い女犯の反復運動をけしかけてくる。
 サエの日常的に鍛えられた健康的な肉体は柔らかさに重量感があるだけでなく、下半身の熱量と締り具合も最高だった。その分だけ粘膜摩擦も強烈になるわけで、ただの名器で済ませられるものではない。

(すぐに出ちゃいそう)

 玲は甘美な抵抗に突き入れながらも、コントロールが利く自信がない。なまじっか最高の質であるだけに、経験の浅い男には高レベルの難敵だろう。ましてや玲はこれが始めてであるから、先に一度放出したとはいえ、長く持たせられるわけもない。

(ああ、タマタマの袋がお尻に当たってる)

 玲はそこまで考えが廻らなかったけれども、サエの濡れた菊門の辺りで弾む玉巾着は焦らすような刺激になって、彼女を余計に昂ぶらせてもいた。
 惑乱したサエは手足と全身でしがみつきながら、愛の滴る蜜口で噛み締めて貪っていた。

「は、は、ヒッ! ひいっ! うひぃ!」

 彼女が顔を引き攣らせているのは押し流され、壊されてしまいそうな不安の恐怖で、それが究極の快楽なのだからなす術もない。とっくに小刻みな痙攣を起こしてしまっているものだから、打ち込みされるたびに戦慄が背筋を駆け抜ける。

「あうう、きちゃってる、きちゃってる、ほああぁぁ! うー、うーッ!」

 悩ましい子宮は突かれ揺さぶられるたびに発情の果汁を吐きかけている。

「ああー、アー、アッ、アッ、お腹がひっくり返っちゃう」

「膣中で出すよ」

 そんなふうに言われても、まともに考えるなど無理な相談だった。
 とっくに完全発情して恥悦に狂った一匹の牝になり、エクスタシーの性絶頂の中で本能が返事をしてしまう。

「い、いいよ! 玲君を膣中に頂戴、私を孕ませてっ!」

 ドクドクと注ぎ込まれる精液の波は、サエを世界が白くなるような法悦へと誘っていた。


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