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生きた人形の身悶える一日。
【調教 官能小説】

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支配の裏にあるもの-2

「さて、今夜もよく眠れるように、もう少し運動させてあげようか」

その言葉に人形はギクリと小さく身じろいだ。
主のいう[運動]が人形にとって最も過酷で辛い時間だからだ。

縛られたまま荷物のように肩に乗せて運ばれた人形が降ろされたのは、床と天井に2つずつ枷があるだけの殺風景な場所。
窮屈だった拘束からようやく解かれた手足を、今度は枷に繋がれる。

「今日はいつもよりイジメちゃったから、おまんことお尻は許してあげる。
その代わり、時間はいつもの倍だ」

そう言って取り出したのは・・・・・・電気刺激マッサージ機。
医療用としても使われるポータブル仕様だが、その威力は数倍から十数倍。使い方によっては、一瞬で気絶するような代物へと改造されている。

そんなマッサージ機の電極パッドを、上腕・二の腕・乳房・脇腹・背中・太もも・ふくらはぎへと順に貼り付けていく。コードを繋ぎ、準備を終えると、主は数歩後ろに下がってつくづくと人形の身体を眺めた。

「運動のおかげかな。来た時より、少しスリムになったようだね」

それはそうだろう・・・・・・人形は脳裏で呟いたが、声には出さない。

主はコツコツと靴音を立てて壁際のオーディオの元へ歩み寄ると、少し賑やかな洋楽の曲を流し始めた。その曲に合わせるように英語の歌を口ずさむ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・と。

「・・・・・・ん・・・・・・ヒッ!!!!」

前触れもなく、唐突に電撃が駆け抜けた。

数秒から10秒程度の間隔で繰り返される激しい電気刺激に、手足をバタつかせ人形は踊り狂った。主はそれを眺めながら、洋酒と氷を用意し、オンザロックにして飲み始めた。

「う〜〜〜〜〜〜〜!ひぐぅ〜〜〜〜〜〜〜!!!」

主はソファで寛ぎながら、何も言わず、人形が踊り狂う様をじっと見つめている。
その眼差しはまるで気に入りの収集品でも愛でるかのようだ。





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