起床、そして洗浄。-1
――生きた被虐人形は、一日中、
終わることのない拘束と、陵辱と、苦痛の中で身悶える――
人形の一日は、主に棺の中から取り出されることから始まる。
ちょうど人形の身体がスッポリと入るサイズの棺の中は、柔らかなクッションと布地で敷き詰められ、寝心地だけなら申し分ない。
しかし、安眠には向かないだろう。
なぜなら棺の内側には、両手・両足・胴・首を固定する枷が据え付けられており、人形はその中に、口枷をした状態で拘束されたまま収められていたのだ。
枷を外した人形を、主は浴室へと引き連れていった。
浴室にはあるのは大きな浴槽と、診察台に似た簡易な拘束台。
人形はそこに、両手両足を広げた姿で拘束される。
主は口枷をした人形の唇を撫ぜると、おもむろに太い管を取り出した。
そばにある点滴台には、3リットルほどもある液体が入ったボトルが下がっている。
そこから繋がれた長い管を人形の肛門に突き刺し、容赦なく注入を開始した。
・・・・・・・・・・・・1リットル・・・・・・2リットル・・・・・・3リットル・・・・・・。
ボトルの中身が減っていくのと比例して、人形の顔が苦痛に歪んでいく。
全ての液体が流し込まれた頃には、息も絶え絶えの様子だった。
だが、人形の苦痛は終わらない。
注入用の管を引き抜いた主は、すぐにアナルプラグを押し込み肛門を塞いでしまった。
くぐもった呻きを漏らす人形を横目で眺めながら。
主は、少しだけ伸び始めた陰部の毛を無表情に剃り始める。
10分以上の時間を掛けて剃り上げると。
主は拘束台の角度を変えた。
人形の尻が、ちょうどバケツの上に来るよう調整し、アナルプラグを一気に引き抜ぬく。
ドバッ!と、大量の排泄物が溢れだし、バケツへと溜まっていく。
腹痛から解放される安堵と、激しい羞恥の狭間で、人形は涙を溢れさせていた。
すべてを排泄し終わると、主は、壁の装置を動かした。
人形を乗せたままの拘束台が鎖で釣り上げられ、すぐ横の浴槽へと降ろされた。
手足を広げられたまま、顔を覆うことすらできない人形に、主は執拗にシャワーを浴びせかける。
再び拘束台を動かして床へ戻すと、拘束を外して立ち上がらせ。
バスタオルで全身の水滴を拭う。
そしてすぐさま、後ろ手に縛り上げてしまった。
きつい緊縛に顔を歪ませたが、人形は何も喋らない。痛いとすら言えない。
なぜなら彼女は「人形」だからだ。