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ぼくにスジがついた
【幼馴染 官能小説】

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学校帰り、いきなり雨が降って-1

 休み時間、学校の廊下のはずれで「おう、リオ!」と一学年うえのペオ先輩が、同級生のリオさんを呼ぶ声がした。「ちょうどよかった。そこのトイレでまたフェラチオしてくれや。」
 
 僕のいる階段からは、声しか聞こえない。
 「何やねん、ペオ。」リオさんの声がした。「セクハラ言うな。そんなんしたことないやろ!」
 「友達の前(他の女子もいるらしい)やから言うて隠すなや。こうクチをとんがらせて、オレのチンポミルクをゴックンしてくれや。」

 クラスのなかでも美少女のリオさん。僕たちは彼女に話す時に言葉を「失礼のないように」あれこれ選ぶのに、ペオ先輩はいきなり性的用語ぶつけてきてる。

 ペオ先輩は自称「盗作シンガー」だ。ヒット曲やらアニソンやらを淫らな歌詞におきかえては、校内でゲリラライブやってたびたび教師に叱られてる。

 ただ、生徒たちにはそこそこ人気があって、クラスの女子などは彼から淫らな言葉かけられると、シカメっ面しながらも嬉しいみたいだ。
 何度も何度も、先輩に言われた淫らな言葉を声色まで似せて披露している。

 でも僕は苦手だ。
 僕も一度、ひとりで廊下を歩いてた時にペオ先輩に背後から抱きつかれたことがある。
 先輩は言った。
 「童貞クーン。アナタも早く同級生をレイプして童貞卒業しておかないとダメだよー。でないとオレがアナタのクラスの非処女率をアップさせてしまうよー。」

 本気じゃないとは思うけど、そんなこと言われてから同級生の女子が髪型かえたり話す口調が変わったりすると、「ペオ先輩で処女喪失したのかな?」なんて胸騒ぎおこしてしまうんだ。

 だけど……僕の心の中には、ペオ先輩のようになれば女子たちととっかえひっかえ接することができるようになるだろうかって欲望があった。
 でも、こうして先輩の「話術」に触れるたびに、
 「自分には、あんなコト言えない」と思い知らされるのだった。

   ○

 木の葉がだいぶ散った秋の日。晴れていた空が急に暗くなって激しい雨が降ってきた。
 下校途中だった僕は、シャッターをおろしてるガレージの前で雨宿りしてた。すると、
 「よ、ナオくん。」と呼ばれた。同じk校の一学年うえのメオさんが傘をさして立っていた。
 「いっしょに帰ろうや。」僕はうなずいて傘のなかに入った。
 「お前」メオさんが僕の制服のそでをつまんで引っ張った。「もっとちこう寄れや。私、そんなにヨゴレたオンナと違うぞ。」

 そんな言葉づかいに僕は戸惑っていた。
 小さいころから一緒に遊んでいたメオさん。そのメオさんが僕を「お前」と呼ぶようになったのは、僕が同じk校に入って、メオさんが二年生になった時だった。
 

 


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