学校帰り、いきなり雨が降って-3
メオさんは指で、黒い毛を伴う桃色の洞を開き、
「お前にスジをつけてあげる。」と言った。
「スジ……?」僕が首をかしげて言うと、メオさんはそれを天井をむいて硬くなったチンポの方に持ってゆき、
「さっき、あの坂道で雨が川になったん見たやろ」と言った。「道に何かひとつスジがついたら、そこを水が伝っていくようになるねん。
今からお前に『オンナ』のスジをつけたる。私がスジをつけたら、そこをオンナらが通っていくようにしたる……」
僕のチンポに、何かが刺さった。
見るとメオさんの洞に、僕のチンポが刺さっている。
だけど僕が感じてるのは、僕に『刺さっている』メオさんの身体の熱さだった。
○
それからしばらく経って、廊下の片隅で
「ナオくん……」僕はあのリオさんに呼びとめられた。
「さっき私ミニ試験でいい点とったのー。」リオさんはそう言って90点をこえる答案を見せた。「ねぇ『いい子いい子』してー。」
僕は手をのばして「がんばったね。いい子いい子。」とリオさんの頭をなでた。
リオさんは「あー……これ、癒される……」微笑んでいた。
なぜだか女子たちから「癒し系」と言われるようになってしまった僕。
女子たちは、周りに誰もいないとわかると僕に近づいてくる。
僕は何が変わったわけでもないのに……メオさんがつけた「スジ」って何なんだろ。
ただ、メオさんは言ってた。
「もし、お前にエッチ求めてくるコがおったら、私に言うんやで。
私が一回抱いて、お前にふさわしいコかどうか見極めるから。」
【おしまい】