『続・愛実』-2
濃紺のコートが、そっと愛実から剥がされる……セーラー服姿の愛実の頭をそっと撫でると、前田はスーツを脱ぎ、ネクタイを外す……やがて、短い毛足の絨毯の上に、ストライプのワイシャツが脱ぎ捨てられた……
上半身裸になった前田は、愛実の小さな体を引き寄せ、大丈夫だよと言わんばかりに、再び唇を優しく重ね合わせた……
セーラーのスカーフがハラリと舞い落ちる……
耳を澄まさなければ、聞こえないような、衣擦れの音……絨毯の上の前田のワイシャツの上に、愛実のセーラー服が重ねられる……
やがて二人は、産まれたままの姿に……倒れ込むように、ベットの中に入る……ヒンヤリとした冷たい感触……前田の手の温もりが対照的に感じられた……
舌先を絡め合いながら、毛布に包まって強く抱き合う二人……前田の男性自身は、堅く反り返り……愛実の若い花びらには、愛液が滲み出していた……
「愛実ちゃん……」
『先生っ……』
前田は、大切な宝物でも扱うかの様に、繊細に愛実の肌を撫でながら、首筋に舌を這わせていた……目を閉じて前田の背中に手を回した愛実……
毛布の中に潜り込んだ前田の舌先が、ピンク色の乳輪を愛撫しはじめると、愛実の荒い息遣いは、甘い吐息に変わっていった……
『ぁぁぁっ……ぁぁっ……』
……先生に……して欲しい……
『ぁあああーん……』
前田は、大きく開かれた愛実の脚の間に顔を埋め込んでいた……愛実の花びらを両手で少し開き、まだ開発されていない敏感な豆を、舌先で円を描く様に……
愛実の頭の中は、前田の丹念な愛撫で、真っ白になっていた……次々と、とめどなく溢れ出す愛液……もはや下半身は、自分の物では無い様であった……
『先生っ……ぁあん……体が……おかしくなっちゃう……ぁあーん……』
毛布から這い出した前田は、反り返った男性自身で愛実の花びらを、なぞっている……
「愛実ちゃん……体の力を抜いて……」
麻痺状態の下半身に激痛が走った……愛液に塗れた男性自身が、ゆっくりと愛実の中に……体を切り裂かれた様な痛みであったが、前田と一つになれた幸福感で一杯であった……
前田の男性自身が、窮屈そうに狭い愛実の壺の中を奥へ奥へと侵入して行く……
「愛実ちゃん……大丈夫?……」
『……』
歯を食い縛り、痛みを堪える愛実……前田の背中に回した指先が、白くなる程、強く前田を抱き締めていた……
男性自身が完全に愛実の中に挿入されると……小刻みに、ゆっくりと前田の腰が動く……前田の黒々とした陰毛と、愛実の未だ生え揃っていない陰毛が擦れ合っていた……
……先生が……先生が……私の奥まで……入ってる……先生と……私……繋がってる……私……もう……子供じゃないよね……
前田の腰が前後に揺れる度に、大人の女に生まれ変わっているんだと言う思いに包まれる愛実……
「ぅぅっ……」
前田の短い唸り声……愛実の汗の滲む腹の上に、前田の精液が勢いよく放出された……
「愛実ちゃん……」
前田が愛実の頬にキスをする……愛実は前田を直視出来ず……毛布で顔を隠してしまった……
前田が分厚いカーテンに覆われた窓を、ほんの少し開ける……二人の情熱で温められた部屋の中に、冷たい外気が流れ込む……
真っ赤な車のボンネットには真っ白な雪が、ハラハラと舞い降り始めていた……
完