夏から初冬への企み-3
「キミは喫煙女性フェチだったんだね…… 」Q恵の言葉に、V平のチンポはピクリと反応した。「どちらかというとヌードの女性よりも、キチンとした制服とか可愛いドレス着た女のひとが、タバコ吸ってる姿がお好みなのね。」
Q恵は新しいタバコに火をつけた。V平は顔を直撃する煙に目を細めながらも、初めて間近にせまるタバコをくわえたオンナの唇を見つめていた。
「でもね」Q恵はV平のチンポの先を指ではさみながら言った。「私、キミのそんな性癖 好きだよ。」
「好き……?」
「そう。だって……」Q恵はチンポを小刻みにしごき始めた。「その程度だったら、私でも再現してあげられるんだもの!」
V平はその言葉を聞いて、チンポの奥がおさえきれなくなった。「お姉ちゃん、お姉ちゃん!止めて、手を止めて!」
「どうしたの?痛いの?」とは言いつつ、Q恵は手をゆるめはしない。
「違う。気持ちよ過ぎて、お姉ちゃんを……お姉ちゃんの手を……汚しちゃう……」
V平のその言葉が終わらないうちに、V平のチンポの先は熱い液が流れ出していた。
V平は腰が溶けるほどの快感の余韻を味わうこともなく、
「お姉ちゃん、お姉ちゃん、これで……手をふいて!」と制服から取り出したポケットティッシュを手渡した。
Q恵は吸っていたタバコを携帯灰皿に押しこむと、
「それはだいじょうぶ。」とV平のチンポを指でもち上げた。
柔らかくしおれたV平のチンポには、コンドームがかぶされていて、白い液が先っぽをふくらませていた。
Q恵は笑顔でそれをはずすと、V平に渡されたティッシュでチンポをぬぐいはじめた。
○
城址公園は薄暗くなっていた。
V平はQ恵を支えながら石段を歩いていた。
「お姉ちゃん!」
V平が突然Q恵を抱きしめると、頬に唇が接するほど近づいた。「お姉ちゃんが、タバコ吸ってるのすごく興奮した。ステキだった!だけど……だけどお姉ちゃん、お姉ちゃんは、ヤニ臭いオンナにならないで!」
Q恵は首を少し回して、V平の唇に軽く息を吹き入れると、額に額をくっつけた。
(このコにはこのコなりの、難しいこだわりがあるようだな……)しかし、それはQ恵にとって次回のV平とのお楽しみの課題になっていた。
「なにしろ私、V平のミカタだからな。」
【おしまい】