出会いはSTARTなり-1
ここで出会い、ずっと一緒だった
これからも…………
#1 出会いはSTARTなり
「……ふぅ」
俺の名前は瀬山 航(せやま わたる)、まぁ正直言って普通の中学3年生である。
その普通の中3がなぜため息をついているか気になるか?
じつは今日は推薦入試の結果発表があるのだ
まぁ多分受かってるだろうな、夏休みから結構頑張ったし
こう見えて俺は文武両道だ
大好きなバスケも受験生のくせになんか夏休みにやりまくってたしかなり筋トレもしたし意外に結構クールだし、顔もいいほうじゃないかな?
影でモテてるとか噂聞いたし…まぁ告白されたことはないけど
あ、あとなんか色々いいとかなんとか…………ん?
早く話を進めろだと?
そういうのは作者に言え!!
「航〜行くわよ〜!」
ぬ、母さんだ、そろそろ行かんと
「電車はメンデエな、入学式からはチャリだが」
な〜んて独り言言ってないでそろそろ行くか
―――30分後―――
「とぅぉ〜ちゃく!」
ついたついた
さてぇ、受かってますようにと
「え〜と…おっ!!あった!!」
うしっ!一応受かってた
しかし推薦の結果発表が何故一般と同じなんだ?
……まぁいいか
しかし精神的になんか疲れたな
母さんは入学手続き行ってるし
「こんちはっ!!」
「えっ!?…お前誰?」
なんかいきなり女が話しかけてきた、逆ナンか?…そうなのか!?
「あぁごめんね、自己紹介しなくちゃね…私月弥 楓(つきや かえで)!あなた推薦受かったんでしょ?私もなの♪」
あぁそうですか、ってか逆ナンじゃないのか
「で、俺になにか?」
「え〜?わかんないの〜?鈍感だな〜、普通初対面で話しかけてきたら友達になろ〜てことでしょ、常識だよ」
お前だけの常識な
「あぁそうなのか、そりゃ失礼した」
「わかったらメアド教えて〜、瀬山 航君♪」
「んなっ…なんで俺の名前を」
「これ」
彼女の手には生徒手帳が
「な…なんでこれを?」
「落としたとこ拾ってあげたんだから感謝しなさい」
いつ落とした?
「そりゃ感謝感激雨あられ」
まぁそれからメアド交換したわけで…………ん?話しが進むのが早い?
初めてなんだからしょうがないだろ