柴田真理子・川口ルリカ-1
バタフライで2冠の柴田真理子と自由形短距離で2冠の川口ルリカは水着を自分のものにして活躍した。そこには2人だからこその秘密があるとか。
−−前日の検量で裸になったときに気付いたことがあったというが
真理子「おっぱいが大きいと言ってもお椀型の子が多いなって。丸みがあるようなおっぱいだと、水着の胸の部分の締め付けよりも水着の内側に水が入り込むような抵抗感の方を気にしないといけないかなって」
ルリカ「合宿でもまとまった人数の裸って見ることないんです。自分の部屋についているお風呂に入るし、着替えも部屋でやっちゃうし。水着越しからおっぱいが大きそうだなって見える人は何人も見たことありますけど、裸をここまで見ることはなかったですよね。
あの日は試着でお尻とかの食い込みと同じくらいおっぱいを気にしている人が思った以上に多かったなって思って、水着の内側に手を入れてみてどうすれば気にならないかいろいろ試しました」
−−で、出番ギリギリまで水着の内側に手を突っ込んでいたと
ルリカ「そうですね。1日目の予選が終わるまでわからなくてずっと触っていました」
真理子「ルリカは普段こんなことしないのでびっくりしました。ハンフリ(50m自由形)だっけ? 予選のスタート台の側でもしていたし」
ルリカ「しっくりこなかったので人目が触れるところでも触っていましたね」
−−どこが特に気になった?
ルリカ「私の場合はお椀型ほど丸みがある感じじゃなくどちらかと言えば釣り鐘型のおっぱいなので、水着の内側に水が入り込むような感じがして動きが重くなるような感じがしたんです。どうすればいいかなと考えているうちにおっぱいを外側にずらすような形にすればいいとわかって、それで落ち着いたんです。ハイレグになって元々キックは楽だったので、それで落ち着いたら記録が上がりました」
真理子「私も同じようなことに気付いたので、1日目の休憩の時にルリカみたいに水着にバストを押し込んでみました」
−−ハイレグには抵抗なかった?
真理子「練習着はハイレグですけど、厚手の生地なのでぴったりしている感じがないんですよね。ハイレグでできる食い込みとかは抵抗ないですけど、肌に密着する生地には抵抗ありました。今回の大会で使ったブランドのハイレグ水着はグラビアで使ったことあるので抵抗ないかなと思いましたけど、着てポーズをとるだけなのと泳ぐのと違うのかな」
ルリカ「真理子さんと同じクラブでハイレグの練習着を使っているし、中学まではレースでも使っていて抵抗はないと思っていました。でも、ハーフスーツに慣れていると脚の締め付けがない分、変に軽く感じて違和感がありましたね。ただ、それは最初のうちでしたけど」
−−今回それぞれ2種目制覇と結果を残した要因は?
ルリカ「水着に早く慣れたからだと思います。自分の身体に合う着方が出来たという言い方の方がいいのかな?」
真理子「私も同じかな。みんな一緒の水着だったから、やっぱり早く慣れるかどうかというのが結果を出せるかどうかにつながると思います。この前の全日本選抜では、自分の身体が動きやすい着方を覚えた時に普段描いているいい泳ぎのイメージが戻ってきたかなと。それに種目数をある程度セーブできたのもプラスに働いたと思います。50mも出ようと思えば出られましたけど、3日間しか試合がなかったのでオファーを断りました。ルリカも1バタ(100mバタフライ)のオファーを断ったよね」
ルリカ「国体終わった直後なので、たくさん種目に出て疲れが残るのはどうかなと思って断りました。でも、柴本(綾)さんみたいにたくさんの種目に出られる体力がある人はすごいなと思います」
真理子「(松村)奈央もたくさん出ていたよね。4種目だっけ?」
ルリカ「今回の水着、乳首とかおへそが透けて見えるくらいピタッとして恥ずかしそうにしていた子がいましたけど、私は恥ずかしいとまでは思いませんでしたね。それも理由になるかなと思います」
真理子「何言いたいのか想像つくけど…」
ルリカ「クラブの合宿で『全裸水泳』をやったことあるんです。お客さんがいるわけじゃないけど裸で泳いだ経験があるから、乳首が透けてるくらいだけだったら恥ずかしくないなって思えたのも力を出せた要因なのかなって」
真理子「ズバリ、このことです」