秘密を秘密にしなくていい時-2
ある日、僕はn授の部屋に呼びだされた。
(n授って、自分の家とは別に自分の部屋を持ってるのか……ええとこのコ、なんだな。)
しばらくひとりで待っていると、
「はい、お待たせしましたー」とn授が入ってきた。
n授はひとりじゃなかった。大きな可愛いお人形を抱いて入ってきた。
いや、そのお人形はn授の手をはなれると僕の前に歩いてきて、「こんにちは」とおじぎをした。女の子だったんだ。
「こんにちは…… って、このコまさか、さらってきたの?」僕がうろたえて聞くと、n授は笑った。女の子はn授に抱きついた。
「俺の、い・も・う・と、u果。オリジナルの妹だよ。」
「え…… 妃(きさき)レベル?」思わず僕はいつもの符丁を使ってしまった。
「妃より、ちょっと下だけどね。」u果チャンは、初めて会った僕の顔に目を向けながらも、身体はお兄チャンであるn授にぴったりくっついている。
n授がu果チャンに顔を寄せると、u果チャンはn授の頬にチュッとした。
僕は悔しくなった。
(なんだ、n授のヤツ。こんな可愛い女の子がそばにいるクセして、僕に少女のエロ動画求めたりして。)
そんな僕の目の前で、n授はu果チャンのスカートをめくりあげて、アニメの女の子キャラが描かれたパンツに手をかけた。
「お兄チャン……」u果チャンはn授の手を押さえた。「ダメだよ…… このひとがいる……」
「大丈夫だよ。」n授はu果チャンに頬ずりした。「このお兄チャンは、u果チャンを守ってくれるひとだよ。」
n授はパンツを静かにおろした。u果チャンは両手で顔を隠してしまった。
そのはじらいの姿にうしろめたさを感じながら、僕はu果チャンのお股に吸いよせられた。
細い筆で描いたようにクッキリと走るu果チャンのワレメ。
間近に……いや、ナマで女の子のワレメを見たことすら初めてだった。
(n授…… u果チャンと自由にエッチできる立場なんだ。それなのに少女の裸がどうのこうのって…… 僕をからかってたのかよ。)
そんな僕の表情を見たのか、n授はu果チャンを抱きあげてソファーに座り、ひざの上に乗せたu果チャンの両脚をグッと開いた。
それでもu果チャンのワレメは、ワレメの形のままだった。n授は言った。
「もっと、近づいて見てみろよ。」
僕は言われる前に、すでにu果チャンのワレメが視野にいっぱいになるほど近づいていた。
「そこで…… 鼻で息吸いこんでみろよ。」
僕はn授に言われたとおり、大きく鼻で息を吸いこんだ。
「?!」僕は匂いを受け取った。u果チャンのワレメの匂いを。