「浮気編」-7
その晩、妻は明け方まで抱かれ続け、最後には西口の性奴隷になることを誓っていた。二人は次の日もお互いに勃起薬と媚薬を飲み、家中でセックスしまくったようだ。
私は二泊三日の出張を終え、妻が待つ自宅へと戻った。出迎えてくれた妻は何も変わりない様子だった。
まさか自分が家を空けているあいだじゅう、この清楚な妻が他の男と昼夜を問わずセックスに溺れていたとは、映像を見ていなければ、とても思えない。
妻に対する怒りは無いと言えば嘘になるが、それよりも私にはある思いつきがあった。
出張先のホテルにて二人の言動を隠しカメラで見ていたのだが、西口が妻を脅す材料となったビデオ映像があるらしいのだ。それが私の頭から離れなかった。
その週末、私は「少し出かけてくる」と言って、妻を自宅に残して朝から車で出かけた。行き先は西口本人のところである。
私は妻の浮気を知ってから色々と調べていた。西口にはあらかじめ携帯で連絡を取っており、とある喫茶店にて二人で会うことにした。
もし来なければ妻と浮気したことに対する慰謝料を請求することになるが、もし私が要求する物をその場に持ってきてくれたならば、今回のことは穏便に済ませたいと伝えていた。
私たち二人は、喫茶店でしばらく話し合った。正直、妻をあれだけセックスに溺れさせた男を目の前にして多少は動揺してしまったが、なんとか交渉は成立した。
私は今回の件を裁判沙汰にしない代わりに、西口へ三つの要求をした。
・もう妻には会わないこと
・これまでに撮影した全映像のコピーを渡すこと
・私が関わっていることは妻には一切秘密にすること
西口は、私の要求を了承した。私は、西口が持ってきたメモリーカードを受け取ると、足早にその場を後にした。
そして、すぐに自宅へと車を走らせ、昼前には帰宅することができた。早速二階の自室に行き、パソコンで映像の中身を確認した。
すると、一枚のメモリーカードには二十時間ほどの映像が記録されており、それが八枚もある。今すぐにでも中身を見たい衝動に駆られるが、妻が寝静まった夜中にチェックすることにした。
そしてその日の夜。私は自室のパソコンを起ち上げ、ヘッドホンをした。
映像が記録されているフォルダにはタイトルがついており、おおよその内容が推測できる。どれから再生するか迷ったが、私はとりあえず一番気になった映像を再生することにした。
フォルダのタイトルには日付のあとに「鈴木社長」と書かれている。先日、出張先から妻と西口のセックスを覗いていた際に西口が「社長とやった」と言っていたのを思い出した。
妻はあの夫婦旅行で野獣のような男たちと三人で交わり続けた。まさかあの出来事をきっかけに妻が複数でのセックスに目覚めてしまったのだろうかと、不安と期待が入り交じる。
映像は立派な寝室から始まっていた。おそらくその社長の自宅なのであろう。一般の家庭とはまるで違う。
キングサイズのベッドが少しの距離を空けて二つ置かれており、その二つのベッドを四方から囲むように三脚の固定カメラ四台で撮影しているようである。
周りの様子からすると、おそらく夜中であろう。部屋全体の照明は消されているが、ベッドの周囲だけ赤い薄明かりが照らしている。
そこに居たのは四人。一つのベッドには、おそらくその鈴木という社長と妻の友紀がいた。
真っ裸の社長がベッドの上に仰向けで寝そべり、下着姿の妻はその恐ろしく巨大な一物に舌を這わせている。社長のほうに尻を向け、お互いの性器を舐め合っている。
もう一つのベッドにはあの西口と社長の奥さんらしき女性がいた。社長のほうのベッドと同様に、シックスナインをしている。
私はパソコンに映し出される異常な光景とヘッドホンから聞こえてくる音声に集中していった。
「西口よ。お前の言うとおり、この奥さんの穴は素晴らしいぞ。指を入れただけで分かる。ワシのチンポがいつも以上にビンビンになってきおった。なあ、加代子。やっぱりナマは駄目なのか?」
「あなたっ! 駄目よ。さっきも約束したでしょ。ナマでいいのは、わたしだけ。もし万が一にもこの奥様にあなたの子供が出来たらお互いに困るでしょう」
「ああ。分かっとる・・」
社長はあからさまに残念そうな表情を浮かべた。どうやら社長は奥さんには逆らえないようだ。
もし子供が出来てしまえば、遺産相続やら面倒になるということだろう。しかし、この社長は、妻の極上とも言える膣穴を生の肉棒で味わってみたいという顔をしていた。
西口と社長夫人のベッドでは、すでにセックスが始まっていた。加代子は四十二歳らしい。年齢のわりに、その肉体は素晴らしい。
小柄ながら、胸は妻と同じぐらい大きく、ムッチリした全身から色気が出ているタイプである。
「あんっ!! 西口さんっ、相変わらずいいわっ!! 立派よ!! 奥っ、奥まで来てっ!! もっとめちゃくちゃにしてっ!!」
社長の奥さんが激しく喘ぎ始めたころ、妻の友紀も社長の一物を受け入れていた。妻のほうは羞恥心や遠慮があるのか、声を出すのを必死に我慢しているようである。
社長は何度も「素晴らしい身体だ」と感嘆の声をあげ、妻とのセックスを堪能している。