ふたりの途中下車-2
▽
看板の裏は、コンクリートで固められたガケだった。
L保はV磨にそのガケに押しつけられ、V磨の強く深いくちづけを受けた。
(うわ…… V磨、こんなに積極的にキスしてくるなんて……)
そのくちづけの中で、L保はさっき車内で半端に終わったV磨の『お尻への愛撫』の心地よさを感じていた。
「L保、ほら。」
L保はV磨の手から、さっき彼が取り上げた自分のスマホを受けとった。
(え……?)
そのスマホには、いつの間にかライブで画像が送られてきていた。
その画像は……L保には見覚えのある、L保自身の股間だった。
見るとV磨は姿勢を低くして、L保のスカートの中に頭をつっこんでいる。
V磨のスマホでとらえたL保のナマの股間が、L保のスマホに届けられて来ている。
L保は食いいるように、画面に映る自分の股間を見つめる。はじめのうちライトに照らされていた股間が、V磨がスカートをめくりあげると外光を浴びて生き生きとした血色に染まった。
そしてその股間に、ひとつの肉体が近づいてきた。
(……V磨の…… おチンチンだ……)
V磨のチンチンが、L保の股間のスジを軽く何度もこすると、L保の股間はほほえむようにチツの姿をあらわにしていった。
そのL保のチツを、V磨のチンチンが左に右に揺れながら、静かに広げていく。
(あ、あ、入っていくんだ…… こんなふうに入っていくんだ……)
V磨のチンチンの先がチツに包まれたのを見たL保は、一方の手でスマホを持ちながら、もう一方の手を下に伸ばしてみた。
L保の指先が画面に入りこんで来た。画面ごしに見るV磨のチンチンにそっと指をすべらせて見ると、
「あっ……」
V磨の小さなうめき声に続いて、L保のチツのふちから白い液が垂れ落ちてきた。
L保のチツに包まれていたV磨のチンチンは、次第に白い液を漏らしながらゆっくりと曲がり、やがてチツから離れて垂れさがった。
その時、
「まもなく、下りホームに電車が到着します」
合成音声のアナウンスが秘境駅に響いた。
ふたりは急いで看板の裏からホームに飛び出した。