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『愛実』
【その他 官能小説】

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『愛実』-2

愛実に近寄り、ノートを覗き込む前田……
「愛実ちゃんは、社会科が好きなんだなぁ……」
愛実の頭を、イイ子、イイ子と撫でる前田……
『先生…………』
愛実の心の中で、風船が割れる様に、押さえきれない感情が一気に破裂した……頭を撫でる前田の手を握り締めた愛実……
『私……社会科が好きなんじゃなくて……先生が……』
『ずっと、ずっと先生の事、好きだったの……先生は私の事、子供扱いするけど……私もう、子供じゃないよ……』
握った手を自分の胸の膨らみに誘導する愛実……驚いた表情で一瞬ビクリと手を引いた前田だったが、やがて愛実の小さな胸は、前田の手で優しく包み込まれていた……
 目を閉じた愛実は、顎を軽く突き出して、前田にキスのおねだりをする……
二人だけの自習室……愛実と前田の唇が重なり合っていた……ねっとりとした前田の舌が愛実の舌に絡み付く……
やがて前田の手は、愛実のクリーム色のタートルネックの中に……
ブラジャーの上から伝わる前田の手の温もり……それだけで愛実の蜜壺からは、蜜が滲みだし始めていた……知らず知らずのうちに、深く腰掛けていた愛実の尻は、ジリジリと前田の方に迫り出していく……
 愛実の小さな乳頭を指先でコロコロと転がす様な前田の指先……もう一方の手は、バーバリーチェックのミニスカートの中に潜り込んでいた……水色のパンティーの上から大切な部分を優しく谷間に沿って撫でられると、自分でも分かる程、ドッと蜜の溢れ出してくる……
自分の指先で花びらを弄ぶ時とは、全く違う快感が走り抜ける……
前田の指先が、秘部を隠している水色の布をズラシ、直接愛実の敏感な部分に触れると……
『ああっ……ぁ』
重ねた唇から、甘い声が漏れる……尚も続く前田の愛撫……

花びらを優しく撫でられているだけなのに……こんなに感じてしまうなんて……すっ凄いよっ……先生っ……大きな背中に回した愛実の指先が、前田のスーツをギュッと握り締めていた……
『ああああっ……ダメッ……ダメっ……おかしくなっちゃう……あああーん……』
張り詰めた糸がブチッと切れる様に絶頂に達する愛実……蜜壺の痙攣が、いつまでも止まらない……
『先生の事、ずっとずっと見ていたの……私の最初の人になってもらいたい……』
「……」
無言で愛実を抱き締めると、再び唇を重ね合わせる前田……しばしの口付けの後、優しく語りかける……
「愛実ちゃん……ありがとう……愛実ちゃんの気持ち、凄く嬉しいよ……愛実ちゃんが希望の高校に合格して、ココから卒業する時に、今と同じ想いでいてくれたなら…………」
今まで愛実を抱き締めていた手で、頭を優しく撫でる前田……
『……うん……』
愛実の表情は、男を誘惑する眼差しから、いつもの屈託のない笑顔に変っていた……
 前田が愛実を塾の外まで送り出すと空はとっぷりと暮れていた……通り過ぎる車のヘッドライトが、いつもより少し眩しく感じられた……

「すっかり遅くなっちゃったなぁ……気を付けて帰るんだぞっ……」
『はーい。先生っ……今日は、ありがとっ……』
 愛実は、前田の右頬にチュッとキスをすると、ペロっと舌を出し、笑顔でバイバイと手を振りながら、街明かりの中に消えていった……何度も何度も振り返り、前田に向かって手を振る愛実……少女の小さな胸と花びらには、未だ前田の手の温もりの感覚が残っていた……


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