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龍の血の一夜
【ファンタジー 官能小説】

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冷却 〜アデール〜-2


身体を起こし、あらためて上体から唇を這わせていく。

首筋、肩、腋から乳房へ。
手のひらはうなじから肩甲骨をなぞって、前へ。

小ぶりな乳房は手のひらにすっぽりと収まり、指に心地よい柔らかさだった。下から上へ丸く揉み込むと、つんと先が立ち上がる。

触って欲しいと誘うように。

誘われるまま、軽く噛んでやる。

「ぃっ、あん…」

鼻にかかるような声がいやらしい。

よく見ると、先ほどまでさんざん刺激されていた蜜口がまだ熱を持っているのだろう、いつのまにか悩ましげに下半身がもじもじとしている。

乳首を離し、臍から腰へ手を回して刺激しながら、足の付け根に口付ける。

そのまま女の脚を大きく広げた。

中心部はよく濡れている。

次の展開がわかったのだろう、女がこちらをこわごわ見やる。

その視線に、嗜虐心が湧いた。

定期的に龍の血の求めに応じて処女を抱くようになってわかったこと。
俺の中の龍の血は、まず女の中に出す快感を、その次に初めての女を貫く支配の快感を求める。
そして、支配の感覚を強く得るために俺に働きかける。

例えば今のように。

「挿れてくださいと言え。気持ちよくしてくださいと」

命じながら一物を取り出し、穴に擦り付けてやる。

少女の顔がさらに歪む。

「い、いやぁ、お許しください…」

王の命令とはいえ、そう簡単に口にできる言葉ではないようだ。

頭の片隅に残る理性は、それはそうだろうと言っている。
なんの経験もないというのに、自分から快感を求めるようなことを口にするなど、羞恥の極みだ。

だからこそ、俺の昂りは増す。

すぐそこに、これからオンナにされ、はじめて子種を受ける穴がある。

一物はさっきまでさんざんカティアの中を楽しんだというのに全く萎えず、前戯の間苦しいくらいだった。

しかしそれを越える意地の悪い衝動が今の俺を捉えている。

「ん、ん、ん」

やわい刺激だけを与えられお預けされた女は、泣きながらとうとう禁断の言葉を口にする。

「あ、お、お願いいたします、私の中に、中に挿れてくださいッ」

ぞくりと昏い快感が背筋を駆け上る。

「いいだろう、くれてやる」

つぷ、と先端が蜜の膜を割る。
はやる気持ちを抑え、ゆっくりと腰を進める。

「あ、あ、ああ…」

顎をそらして、女がシーツを掴む。

処女膜がぶちりと破れる感触がした。

ああ、この少女はオンナになった。

内部の浮かされたような熱が少し治まったような気がする。
だからと言って、分身が萎えるわけではないのだが。

「あ、ふぅ、ぅ、あ、あ」

狭い中をみちみちと割り開く。

はじめて開かれた中は、その質量に慣れず、異物を締めだそうとぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
それをさらに押し込み、根元がざらざらした下生えに触れた。

「全部呑み込んだな」

柔らかな太腿を撫で上げながら、告げてやる。

「う、あ、陛下ぁ」

辛いのだろう、目尻から涙が後から後からこぼれ落ち、シーツを濡らす。

「処女を散らされたばかりのところすまぬが、しばらく付き合え」

「え、あ、アッ」

ずるりと腰を動かし、ゆっくりと律動を開始する。

「ひぁぁ、あ、まだ、あ、痛っ」

懇願を無視して、でも激しくならないように、体内を掻き回す。

ぐち、ぐちゅ、ずぷ、ずぷ、ずぷぷ…
ギシィッ、ギッ、ギシィ

スプリングがしなり、いやらしい水音が結合部から絶え間なく漏れる。

「ん…ん、あ、ああ…」

少しずつ中が質量に馴染み、声の質が変わる。

きゅうん、と中がうねる。

気持ちいい。

「出すぞ」

ずぶり、と1番深くまで押し込み、溜まった白濁を放出する。

「ふぁぁあん!」

一段高い声が響き渡る。

どくどくと精を放つ恍惚の中、あの龍の満足のため息をきいた気がした。

「はぁぁ…」

吐き出される長い吐息。


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