昂り 〜カティア〜-2
天蓋付きの大きなベッドに、足に鎖をつけられた女が腰掛けている。
透けた素材のシュミーズ姿。
女は俺を見て、慌てたように立ち上がる。
顔立ちは平凡だが、黒い髪が艶やかで美しい。
豊満な胸をしていて、全体的に柔らかそうだ。
「話はきいているな?」
「は、はい」
「名は?」
「カティア」
「ではカティア。すまぬが、今回はあまり余裕がない。理性を失えば、優しくはしてやれん。耐えてもらうしかない。
それから、後のことは侍従からきいたな?」
「はい」
「わかっているならいい」
女のそそる身体を前に、体内の熱が弾けるのかわかった。
服を脱ぎ、カティアを押し倒す。
シュミーズを捲り上げ、胸をさらす。
黒髪から覗く首筋に口づけを落としながら、遠慮なくその双丘を揉みしだく。
「あ、つよ、んん」
指が沈む。
柔らかさを堪能し、自分の指で自在に形を変えるのを楽しむ。
「ふぁ、ん」
乳首をつまむと、びくんとカティアの身体が跳ねた。
感じやすい胸をしている。これならすぐ濡れるだろう。
身体を下げ、胸にしゃぶりつき、指を秘所へ這わす。
「あ、もう…?」
答える余裕がなかった。
まずは1本。
「んっ」
ちゅくっ
水音を確認して、指を奥へ入れつつ、親指で入り口を刺激する。
「あ、ん」
声が蕩け、息が乱れる。
2本。
ぐちゅり
中を開き、かき回し、内壁を擦る。
擦り上げた1点に、反応のよいところがあった。
「ひあっ」
内壁がきゅうっと収縮し、口で弄んでいた乳首の硬さが増した。
指を引き抜き、乳首を離す。
脚を大きく開かせて見下ろすと、少しの怯えの混じった目とかち合った。
ぞくり、と背筋に快感が走る。
きっと今、俺の目は赤く光っているはずだ。
ずぶり、とカティアのぬかるみの中に一物が埋まった。
「ああああっ」
その衝撃に背を逸らして達したカティアに構わず、俺は抽送を始めた。
本能のまま。