美希と健太 -脱衣所の姿見の前で-(2021/09/19)-4
美希の「ただいま」の声が聞こえたのだろう。
脱衣所からドタバタする音が聞こえ、
健太が汗をかきながらキッチンへ出てきた。
「美希さん、お帰りなさい。
大分早かったんですね。」
「ええ、そうなの。
予定よりもかなり早く終わっちゃって。
それより、健太くん、今日は部活は?」
「えっと、急に中止になっちゃいました。」
「そうだったのね・・・。
今、何してたの?」
うっかり自分の口から出た言葉に、
美希は冷やりとした。
「あ・・・、
えっと・・・、
手洗いとか・・・。」
健太の目が泳ぐ。
「そっか。
健太くん、お腹空いたでしょ?
おやつでも食べる?」
美希はすぐに話しをそらした。
「うん、食べたいです。」
健太はホッとした様子で頷いた。
美希がおやつを出すと、
健太はテレビを見ながら食べ始めた。
まだどこかあどけなさが残る健太の横顔を見ながら、
美希は改めて健太のオナニーを思い返していた。
* * *