おんぶ-その後-(2021/09/05)-9
「浩次、ちょっ・・・、
そんな・・・、
やっぱり、やめ・・・・・。」
絵美は言いかけた言葉を飲み込み、
固唾を呑んで浩次の行為を見守った。
しばらくして、
尿道口から透明な液体が溢れ出始めた。
粘液がツーーッと糸を引いて垂れていく。
「あ、浩次・・・。
なんか、出てきて垂れてるよ。
それって・・・・、精液?
違う・・・よね?」
「うん。
これは、違う。
最初にね、
このヌルヌルしたのが出てくるんだ。」
「ふーん、そうなんだ。
知らなかった・・・。
そっか・・・。
それとさ・・・、
さっき浩次を背負ってた時って、
かなりゴリゴリした感じだったんだけど、
今はかなり固くなってるの?」
「あ、うん、そうだよ。
絵美ちゃん、触ってみる?
お医者さんごっこした時は触ってたし。」
「え、でも・・・。」
「いいから、いいから。」
浩次は陰茎を握っていた手を離した。
絵美のすぐ目の前で、
浩次の勃起したペニスが透明な粘液を垂らしながら
ひくついている。
「じゃあ、ちょっとだけ・・・。」
絵美は頬を赤らめながら、おずおずと手を伸ばし、
右手の人差し指で陰茎をツンツンっという感じに触った。
「絵美ちゃんったら、
それじゃ分からないでしょ?
握ってみていいからさ。
ほら。」
浩次はペニスが絵美の方に更に突き出るように、
腰を前へ出した。
「う、うん。
・・・・分かったわ。」
絵美は改めて右手を伸ばし、やんわりと陰茎を握った。
「うっ・・・。」
浩次が思わず声を漏らす。
「カチコチって感じ・・・。」
絵美は握った手を離したり、握り直したり・・・を
繰り返した。
「ねえ、ねえ・・・、絵美ちゃん。
あのさ、そのまま・・・・、
握ったまま・・・、
僕がしてたみたいに、手を動かしてみてくれない?」
「え?
こう?
こんな感じ?」
絵美は浩次に言われるがまま、
勃起している陰茎に沿って、
握った右手をぎこちなく動かした。
* * *