おんぶ-その後-(2021/09/05)-5
浩次と絵美の二人は、お互い恥ずかしさは感じているものの、
不思議と今の状況に慣れてきていた。
浩次は足の痛みがほとんど感じなくなってきている。
「ねえ、絵美ちゃん。
ティッシュ、もう2、3枚くれる?」
「・・・・はい、どうぞ。」
ティッシュを手渡しながら、
絵美は先程から疑問に感じていることを口にした。
「あのさ・・・、
・・・浩次のそこ・・・、
その・・・先の方なんだけど・・・、
皮が被ってるけど、
・・そういうのって、それでいいんだっけ?」
「え?
あ、ここ?」
浩次が亀頭部分を指差した。
「・・・うん。そこ。」
「僕のはね、普段はこうなんだ。
皮が被ってる。
いつも先が出てる友達もいるけど・・・。」
「そっか、そうなんだ。
ふーん・・・。」
「あ、でもね、
僕のはね・・・、
大きくなると、先の方が出てくるよ。」
この後の展開の呼び水となる言葉を浩次が発した。
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