angel>heart-2
俺は…
笑顔のハル、好きだよ
癒されるんだ、お前見てると…
でも…無理……
だって…俺が超好きだった女は…アイツしか……―――
…考えられない。
考えられないよ…ナツ…
ナツ…まだ、持っていてくれてるかな…
さっき、見てただろ?俺たちの事
嫌いになったかな…
ナツ………
もう一度、天使のネックレスを渡せる日が来る事を
俺は願ってるから
ナツ、超好きだ
「愛してる」
呟いてみる
ナツに届くように
「え?ハルも、アキ愛してるぅ!」
「俺は、春より夏の方が好きだな!」
「ハルは、夏のようにホットだよ!」
「はいはい。わかったわかった。さてと…帰ろっか?」
「うん!帰ろっか!」
小さい手
力入れたら、折れてしまいそうなくらいか細い手首
でも、ハルの手じゃなくて
ナツに、触れたい。
俺…
春には、けじめつけるから。
夏には、抱き締めに行くから。
秋も冬もずっと…ずっとずっと、一緒にいるから。
ナツ、それまで待ってて下さい……――――
〜end〜