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白百合散る
【熟女/人妻 官能小説】

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百合子3-2

「まあまあ、試してみましょうよ。きっと私の思ったとおりになりますから。それに体のほうはともかく、この冷泉家にもいろいろなことが起きそうですから、早晩奥さまは私のモノになるはずです」
「まっ、まさかあなたっ、約束をっ」
「いやいや、私は何もしませんよ。信じてください。何かしたのは旦那さまです」
「主人が何をしたのよ」
「それは明日になればわかります、では」
百合子の縄を解いた山本は寝室を出て行った。山本の意味深な言葉に不安を覚えたが、久しぶりの自由に気分を高揚させ、シャワーを浴び出かける用意をした。日差しを浴びるのは苦手な百合子だったが、さすがに気持ちよく普段はタクシーだったが、駅まで歩くことにした。
電車に乗り、街に行き、買い物をし、レストランで食事をする間中、何かが体に触れるたび、着ているものがこすれ胸を刺激する。今までならなんとも感じなかったはずなのに、妙に敏感になり下半身が疼いてしまうことに人知れず恥らう百合子だった。
(おかしい、これでは山本の言ったとおりじゃないの、これが薬のせいじゃないなんて)
夕方まで街にいたが、その頃にはなんとなく体が火照ってきていた。
(久しぶりに街に出たせいだわ、疲れもあるはずだし・・・、もう帰りましょう)
家に帰ったときには、ひょっとして山本がいるかも知れないと期待してしまう自分に気がついてしまった。もちろんいるはずもなく、シャワーを浴びてビールを飲み、音楽を聴きだすと、この数日間のことを思い出してまた体が火照ってきてしまうのだった。
(あぁ、なにか物足らないわ、そう、やっぱり強く抱きしめられたい)
体の疼きに堪えがたくなっていた百合子は、早く山本の姿を見たかったが、我慢してベッドに入った。余計に人肌恋しく、悶々としたがいつしか眠りにはいっていった。
次の日、目覚めると、もちろん山本はいない。もうそわそわして待ち望む気持ちが強くなっていく百合子は負けたことを自覚した。シャワーを浴び、一番お気に入りの下着を身に着け、山本が来るのを今か今かと待った。
ピンポーン
「はいっ、どちらさま?」
声がうわずっている。
「奥さま、私です」
バタバタと玄関に小走りで向かい、カギを開けた。そこには、山本と並んで一人の女性が立っていた。
「奥さま、入りますよ」
「えっ、ええ、こちらの方は?」
「私の知り合いです。成美といいます。ほら成美、ご挨拶を」
ニコっと笑った成美はペコリとお辞儀をした。
「あぁそう、はじめまして」
「フフッ、初めてじゃないのよ、奥さま?」
「あら、どこかでお会いしたことあったかしら?」
「フフッ、一週間ほど前、丸越百貨店の化粧品売り場でお会いしていますわ」
「えっ」
万引きを疑われた所だ。そういえば店内でぶつかってきた女性がいた。
(まさかっ、まさか、そんなこと)
「思い出したようね、奥さま。そうよ、私が奥さまのバッグに化粧品を入れたの。そして店員に知らせたのよ」
「あっ、あなたがっ、あなたが私をあんな目にあわせたのね?ひどいっ、ひどいわっ」
「まあまあ、奥さま。詳しい話は中でしましょう。入りますよ」
山本と成美は取り乱している百合子を無視してずかずかと玄関からダイニングルームへ入っていった。
「山本さんっ、どうゆうことなのっ、説明してちょうだい」
山本は言葉を発するかわりにいきなり百合子を抱きしめた。
「なっ、やめなさいっ。いやよっ」
「大丈夫ですよ、成美は私と奥さまがただならぬ仲だってことは知っていますから」
抱きしめながら、百合子の体をまさぐり、熟知したツボを刺激する。
「やっ、やめてっ、あっ、いやっ、あっ」
「いい匂いがしますよ、奥さま。シャワーを浴びて待っていてくれたんですね」
うなじから耳もとでささやきながら胸や秘所をワンピースの上から愛撫する。
「うっ、あんっ、そんなっ、そんなことないわっ、あっ、いやっ」
成美の前で感じてはいけないと思う百合子だったが、教え込まれた快感に負けていく。背中のファスナーを下ろし、スルリとワンピースが床に落ちる。ブラジャーやパンティの上から、間から感じる部分を撫でられると、さからう気力が急速に衰えていくのだった。
「ああん、あっ、んっ、んっ、ん〜っ、あんっ」
いつものように椅子に座らされ、縛りつけられるまで時間はかからなかった。
「今日も素敵な下着をお召しですね」
そう言いながら口づけをしつつ、愛撫を続けた。
「うっ、んっ、ああっ、んっ、うっ」


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