第7話 欲情を剥き出された女子大生-4
その露出されたヴァギナに、先ほどの極太バイブの先端が、当てがわれた。生々しい程に鬼頭の形を模写しているそれが、チュプッ、と音を立てて、ヴァギナの襞に接触した。
少し力を入れ、先端の数mmが埋没すると、それに押し出されたように大量の愛液が溢れ出し、美沙の内太腿やバイブの側面を伝って流れた。直接の刺激は今まで全く受けていなかったはずなのに、美沙のヴァギナは壮絶な程に湿潤していたのだ。もう、ビッチョビチョだったのだ。
そこに、男根型のバイブが、ズブズブズブズブ、と突き刺さり、没入し、奥へ奥へと入り込んで行った。
「はぁああぁぁああっ」
との快感に満ちた鳴き声は、美沙と美緒の両方の口から漏れ出たものだった。
バイブを突入させた美沙はもちろん、それを見ているだけの美緒も、思わず声を上げてしまった。
美沙は、バイブのスイッチを入れた。ブーンと振動音が聞こえて来る。
「あぁっ、ああっ、あはぁああっ・・・」
美沙の鳴き声に鋭さが加わった。バイブがピストン運動を開始する。ズチョッ、ズチョッ、ズチョッ・・、と湿潤の程を表す水音を伴って、バイブがヴァギナを強《したた》かに摩擦している。極太のそれがもたらす圧迫刺激も、相当なものだろう。
何本もの極太ペニスをヴァギナで咥えた事のある美緒には、その極太バイブのピストン運動がもたらす圧迫と摩擦の凄まじさは、容易に想像出来た。
いや、美緒は美沙のオナニーを鑑賞しながら、過去のファックを思い出していた。一番太かったペニスの感触を、一番激しくピストンされた時の感触を、美緒はありありと思い出しているのだ。美沙のヴァギナを極太バイブが突き上げる度に、かつてのファックの味を恐るべきリアルさで思い出し、快感に浸って行くのだった。
「ああぁぁっ!お客様ぁっ、イッてしまいます。良くご覧になっていてください。このバイブ、イイっ!ほんとにイイッ、ああっ、イクイクイクっ、ああぁぁああぁぁあっ!」
天井を見上げるような姿勢で背中をのけ反らせ、快感を寿ぎ、余韻を愉しんだ美沙は、そこから回復するとすかさず、バイブとヴァギナから抜き取った。スイッチもOFFだ。そしてそれを、美緒のロングスカートの中に潜り込ませ、二つの太腿の間に置き去りにした。
太腿の内側に、ズシリとしたバイブの重みを美緒は感じた。
「それではお客様、失礼いたします。」
何事もなかったかのように、軽快な足取りで女性添乗員は立ち去って行った。いつの間にか元の位置にまで擦り降ろされ、尻にペッタリと張り付いたタイトスカートの布地が蠢《うごめ》く様が、何とも印象的だった。今までそんなことは気に模した事の無かった美緒だったが、今は同性である添乗員の生尻に、たまらない欲情を感じていた。
美沙が立ち去ってみて初めて、美緒は周囲の客の視線を気にした。今、美緒と美沙が繰り広げた淫行が、周囲に気付かれなかったはずがないと思えて来て、鼓動が高鳴った。
下手をしたら、通報されているのではないか、とも思ったのだ。が、周囲の客達は、全員が一様に爆睡している。特急列車の乗客が爆睡するのは、珍しくもないが、これほどまでに全員が一様に爆睡している光景も、滅多にあるものではないと美緒には思えた。が、幸運にも今は、彼女のいる列車の乗客は、一人残らず爆睡しているらしかった。
もちろんそれは、偶然でも何でもない。美沙と華乃が、睡眠薬を彼等に飲ませた成果なのだ。そんなことは知らない美緒は、“運良く”淫行を目撃されずに済んだと、胸をなでおろしたのだった。
安心すると同時に、股の間に感じるバイブの重みが、存在を主張して来る。快感への渇望を、美緒は自覚した。先ほど美沙が見せた、絶頂シーン。過去のファックの記憶。それらが次々に、美緒の脳裏をよぎる。股の間にあるモノを、ヴァギナに刺し込んでスイッチを入れれば、壮大な快感を味わう事が出来る。
気持ち良くなりたい。オナニーをしたい。バイブをヴァギナに刺し込み、振動させ、ピストン運動させたい。美緒の中に、そんな渇望が湧き上がる。
だが、ここは特急列車の中だ。周囲は皆、寝ているとはいえ、いつ起きるかも分からない。こんなところで、バイブでオナニーをしてしまったら、大変な事になるかもしれない。でも、オナニーはしたい。快感が欲しい。見られたくはない。バレたら大変だ。だけど、気持ち良くはなりたい。
葛藤した。迷いに迷った。色んな想いが、記憶が、欲求が、美緒の中をグルグルと駆け巡る。頭が熱くなる。視界が真っ白になる。股の間にあるモノは、ずっしりとした重みを感じさせている。物凄い存在感だ。どうしよう、どうしよう、どうしよう。美緒は心の中で呟き続けていた。
そこへ、誰かが通路を歩いて来る気配がした。足音が聞こえて来たのだ。男の足音だと思った。姿が目に入って来た。男だった。隣の車両から、男が通路を歩いて来て、美緒の前にやって来たのだ。美緒は知らないが、それは涌井だった。
女子高生とのファックを散々愉しみ、しばらくの小休止でペニスを復活させ、彼はここへやって来たのだ。もちろん、美緒の肢体を頂くためだ。美沙によって十分に仕上げられた巨乳女子大生のカラダを、たっぷりと愉しもうとここにやって来たのだ。
涌井は、不躾《ぶしつけ》な程真っ直ぐに、美緒の乳房の谷間を凝視した。V字にさっくりと切れ込み、丸い肉塊を露出している胸元に、これでもかと熱視線を浴びせかけたのだ。
胸元に注がれる男共の視線など、美緒には慣れたものだ。いつもの事だ。今まで一度も、恥かしいなどと思った事など無かった。自慢の巨乳に男達の注目が集まる事は、彼女にとっては、誇らしく思う事はあれども、照れくさく感じる事など無かった。だが、今、涌井に胸元を見詰められ、美緒は顔から火が出る程に恥ずかしかった。