団地にひそんでいたもの-3
朝理は私にスマホを持たせ、玲茉にポーズをとらせては撮影を指示した。
はじめは上半身裸だった玲茉は、やがて白い靴下を残して全裸になった。
まだ尿をほとばしらせるだけしか知らない場所であろう玲茉のヘソの下のワレメも、私はスマホのレンズを目一杯接近させて撮影していった。
「玲茉、」朝理は言った。「爺ちゃんに、ワレメいじってるところ見せてやりなよ。」
「えー?」玲茉は身体をくねらせた。「恥ずかしいよー。」
朝理はそういう玲茉を畳に座らせ、玲茉の脚を広げた。
それまでワレメに過ぎなかった玲茉の股間が、淫らな性欲をかきたてる「窟」となる……私はスマホを構えるのも忘れて見いった。玲茉は手を伸ばし、その窟に中指を当てて左右に動かす。
(あ……)朝理は私のズボンの奥から、硬直した陰部をつまみ出していた。
「ほら、爺ちゃん。」朝理は手にした私の陰部を、玲茉の股間に近づけていく……陰部の先が玲茉の股間に接した時、私は陰部の先に長らく忘れていた「女」の温かみを感じた。
パチッ、ジーッ!
あたりに閃光と機械音が走った。見ると朝理がインスタントカメラを構え、私の陰部と玲茉の股間を狙い撮影をしていた。
「ほら、爺ちゃん。爺ちゃんは爺ちゃんのスマホで自分のを撮りなよ。……言っとくけど、チカラ入れてチンポ突っ込まないでよ。あくまでも玲茉はモデルだからね。」
「あ、わかってる……」私はそう言ったが、玲茉の方は、私の陰部を軽く手にして自分の股間に押し当てて動かしている。
玲茉にしてみれば、私の陰部は玩具扱いなのだろうか。
「さ、爺ちゃん。」朝理が声をかけた。「そこであお向けになって!」
私が言われたとおりにすると、玲茉は天井を向いた私の陰部の根元をつかみ、先っぽに舌を近づけた。
「うっ……!」私が妻にさせたことがなかった「フェラチオ」。それがこんな幼い女の子の舌で、初めて実現するとは……!しかし、
「爺ちゃん、自分のぶんは自分で撮影しといてよ。それと、イキそうになったらちゃんと言ってよ。」インスタントカメラを構えた朝理が言う。
もう私は彼女の目下になったようだ。
「も、もう……イク……」私が朝理たちに伝えたのは、それから3分も経たないうちだった。
「キャッ!」玲茉が声をあげたと同時に、朝理のカメラが閃光を走らせた。
私は…… その一部始終を動画でとらえていた。
○
性のひとときが終わったあと、私はあお向けのままスマホにおさめた画像を眺めていた。
朝理と玲茉は、インスタントカメラの写真を手にしてヒソヒソ話をしていた……と言っても、話はまる聞こえだった。
「これは、もっと構図考えないとね。」
「……考えないとね。」
「これ、カネになる写真よね。」
「……なる写真よね。」
カネになるとは、どういうことなのか。
その写真を売るのか、それともその写真で私からカネを脅しとりでもするのか。
だけど、私にはそのどちらでも良いことだ。
朝理についていれば、おそらく私の陰部には常に新たな刺激が得られるに違いない。
【おしまい】