団地にひそんでいたもの-2
その夜、私の陰部はすさまじい硬直をまき起こした。
スマホの中に、朝理が自撮りしたヌード画像が3枚あった。
ジャージの前を開いて、裸体を見せる朝理。
顔は撮っていなかったが、朝理のあのだらしないジャージの下に、豊かな乳房とかすかに薄い毛を乗せたワレメとがあるとは思わなかった。
乳房は豊かでありながらどこかに「幼さ」の残る朝理のヌードを見た私の陰部は、中学生のころのように硬く上を向き、陰部をしごく私の手は、妻との初めての交わりで陰部を包んだあの秘部の快感を思い出させた。
(私にも、またこんなセックスのチカラが戻ってきた……)
私は画面に輝く朝理のヌードめがけて、白い液体を放った。
それは私のセックスのチカラに加え、私のスマホに女のハダカを撮るチカラがある、ということを知らしめた。
(しかし、私は盗撮なんかで罪を犯したくない……)
それを思うと、私の陰部は静かに萎えていった。
○
数日後の夕方近く、部屋でスマホを手にした私は、画像掲示板に何か良いヌードが投稿されていないか眺めていた。
「……ゃん、爺ちゃん!」いきなり声が聞こえた。見ると、朝理がいつの間にか私の隣に座っていた。
「な、なんだ!」私は驚いた。「勝手に入ってくるなよ。」
「だってー。」朝理は私のスマホをつついた。「爺ちゃん、ヌードに夢中で私がピンポン鳴らしたのもわかんなかったでしょ。」
「う……」私は言葉に詰まった。朝理は私にもたれかかるようにして言った。
「爺ちゃん。これでヌード撮ってみない?」
「え、お前のヌードか?」
「それもいいけど……いいモデルのコがいるんだ。」
朝理は立ちあがった。「ちょっと、もうそこに連れて来てるの。」そう言うと玄関先に向かい、ドアの外に待っていた誰かを連れてきた。
見知らぬ女の子だった。
s学4〜5年生だろうか。学校帰りとみえて、ランドセルを背負って体操服を着ている。女の子は頭をさげた。
「こんにちは。玲茉(れいま)です。」
朝理はそういう玲茉のランドセルを取り、上着を脱がせた。
乳房のふくらみも、腰のくびれもまだ緩やかな玲茉の裸体が現れた。
「え、この子のヌードを撮るのか?」私が聞くと、
「そうよ。」朝理は答えた。「爺ちゃん、こんな小さな子は嫌い?」
「い、いや……」男ばかり育ててきた私には、幼い女の子の裸体を間近に見るのは初めてだった。
しかし、その裸体は朝理の画像や掲示板のヌード画像よりはるかに激しく私の陰部を硬直させた。
「お爺ちゃん!」玲茉が私に笑顔を向けた。「早く……ハダカ撮ってよ。」