投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

美少女 羞恥徹底
【学園物 官能小説】

美少女 羞恥徹底の最初へ 美少女 羞恥徹底 38 美少女 羞恥徹底 40 美少女 羞恥徹底の最後へ

キミの裸を描くこと-2

「じゃあ、具体的な製作依頼だ。まず、これに似せてね」
描くことを求められたセルフ裸婦画は全部、過去の名画をもとにしたものだった。

 1枚目はボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」からだ。
「俺が見たいのは君の裸婦像だけだから、背景は海と貝ぐらいでいいからね」
 そんな指示まで出されて、制作が始まった。

 もちろん、さすがに本格的な油絵で描けというわけではなく、彼女の普段の美術部での活動と同様、水彩画だ。名画をもとに、それらしく見えるように書けばいいということだった。

「いいよ、ポーズはそんな感じでいい」
 まず恵理子自身が裸にされ、ギャラリー・ユピテルに置かれていたレプリカをもとに、絵の中のヴィーナスのポーズを真似させられた。その姿を写真に撮るから、それを見て描くように言われた。

 原画では当然ながら手と長い髪でヴィーナスの股間は隠れている。だが恵理子の髪はそこまで長くないし、さらに手もずらして局部を露出させるように、沼口には言いつけられた。彼女自身の恥ずかしさに加えて、名画まで冒瀆されたような気がして、美術部員として絵画を愛する彼女にはいたたまれなかった。

 撮られた写真はそのままプリントされ、恵理子に渡された。思えばこれまで呼び出されるたびに裸身を晒させられ、撮影されてきたが、こうやって撮られた写真を自身に直接見せつけられるのは初めてだ。手で隠すことを許されなかった無毛の秘裂も、はっきりと写っている。本当なら恥ずかしくて正視もできないものだ。
 それなのに自身の裸婦画を描くため、ずっと傍に置いて見続けなければならない。目をやるたびに恥ずかしく、絵筆も震えるほどだった。
けれども沼口が満足するものを完成しないかぎりこの辱めの作業からは解放されない。ただそこから逃れたい一心で、恵理子は筆を揮うしかなかった。

 もちろん学校の美術部の活動でそんなものを描くわけにはいかないし、家で描いていて家族に見つかりでもしたら大変だ。描ける場所はただ一つ、沼口のギャラリー・ユピテルの中だけだった。

 屈辱の絵を描くために、夏休みに入ってからは今までになく足しげく、ギャラリー・ユピテルに通わなければならなかった。
 両親共働きで夏休みでも平日の昼間は家にいないし、もともと自主性尊重の教育方針だから行動はあまり詮索されないけれど、訊かれたら図書館に勉強しに行くと言っておいた。高校受験も遠くないから、その分の勉強は別の時間に頑張る必要があった。

 恵理子としては自身の裸に見えないよう、せめて顔だけは最後に描きたかった。
だがそんな思いまで沼口には見通されていた。からだの輪郭が出来たら、その後はまず顔を描くように言いつけられまでした。顔については、何度も下絵を描かされて、ちゃんと恵理子自身の顔に見えるかどうか、念入りにチェックされまでした。

 絵に絵に描かれた自分の顔を見つめつつ、裸体を描いていく。上半身が描きあがると、それが恵理子自身の姿であることが明確になって、いよいよ恥ずかしさが増してくるのは避けられない。原画のヴィーナスの豊満なからだつきに比べて、彼女自身の華奢な体形に似せて描くよう求められた。原画でも胸はそれほど大きくはないのだが、恵理子の乳房の形に合わせるように描かされた。

 沼口からすればその様子もまた見所らしく、たびたび彼女が描いているところを写真に撮っていた。自身の裸婦像を恥じらいながら描く美少女。その姿そのものが、沼口の目的の一つだったのかもしれない。

「あ、ワレメはちゃんと描いてよね」
 芸術的な絵画では決して描かれることのない性器の形まで、ちゃんと描き入れるよう沼口は注文をつけてくる。ほんとにこの人、画廊のオーナーなのに芸術を何だと思ってるの……そんな悔しさまで感じながら、従うほかなく自分の恥ずかしい部分を描く筆も入れる恵理子だった。

「古代のギリシアやローマの女は陰毛を剃る習慣があったんだ。だから女神様だったら最初から毛は無くて、剃る必要なんてないんだろうな。ずっと西洋の裸婦画で陰毛が描かれなかったのも、そういうのと関係があるんだよ」
 沼口はそんな話まで聞かせてきた。それはこの男の教養と言っていいのだろうか。

「よく描いてくれたよ。上出来だ」
 そしてともかくも完成した。沼口もその出来を褒めた。恵理子が見ても、自身の裸像であることは否定できないものに仕上がっていて、見返すだけでも赤面しそうになるものだった。

「じゃあ、ここで君自身が脱いでくれるかな」
 最後にとばかり、沼口は恵理子自身に脱ぐことを強要した。彼女の描いた裸像を横に、同じポーズを取るように言った。絵と実物を交互に見比べ、改めて出来栄えを確かめる。恵理子の華奢な肢体で再現されたヴィーナスの姿。微乳とほっそりしたからだの線。原画と違って露出させられ、はっきりと描きこまれた股間のすじ。それらをじっくりと嘗め回すような沼口の視線は、恵理子には二重の辱めとして感じられるのだった。

 だがそれでは終わらない。2枚目としてジャン・オーギュスト・ドミニク・アングルの「泉」をもとに描くことを求められた。原画の姿勢を恵理子が再現すると、やせぎすなからだに持ち上げた壺がいかにも重たげに見えるのだった。


美少女 羞恥徹底の最初へ 美少女 羞恥徹底 38 美少女 羞恥徹底 40 美少女 羞恥徹底の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前